香貫山の植物  カラムシとアオカラムシ (番外編 ノブドウ)

 今、香貫山の登山道脇にはイラクサ科の2種類の大きな植物が花を咲かせている。カラムシ(茎蒸)とヤブマオ(藪苧麻)だ。共に似た草姿をしているがヤブマオは花序を葉の上に出すが、カラムシは葉の下に出すので見分け易い。
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      (右のヤブマオは花序を葉の上に、左のカラムシは花序を葉の下に出す)

 ヤブマオは明日綴るとして、今日はカラムシを綴る。
 カラムシには葉の裏が白くなるカラムシ(茎蒸)と緑色のアオカラムシ(青茎蒸)がある。上の画像で左から2番目の株(カラムシ)に白い葉が一枚見えるが、これは故意に裏返して撮影したものである。一方、次の画像で枝から下向の3枚の葉の中央は故意に裏返してあるがカラムシの様に白ではなく、むしろ緑に近い。こちらがアオカラムシだ。
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           (アオカラムシは裏葉がほぼ緑色  3枚の下向き葉の中央が裏葉)

 これ以降はアオカラムシの画像を使って綴る事とする。カラムシは、古くから繊維を採る為に栽培したものが野生化した。名前は茎(から)を蒸して皮をはぎ、繊維をとって織物にしたことから名付けられたと資料に有る。絹や木綿よりもはるかに歴史が古いと言う。
 冒頭でも記述したがヤブマオは花序が葉の上に出るのに対し、アオカラムシは花序が葉の下に付く。
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               (アオカラムシ  花序は葉の下に付く)

 雌雄同株で雌花は茎の上部、雄花は茎の下部に付く。上の写真で左側が茎の上部で雌花、右側が下部で雄花になる。先ず、茎上部の雌花序を見ると
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                (アオカラムシの雌花序)
 個々の雌花は細か過ぎてデジカメでは次の画像以上には拡大できない。
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                     (アオカラムシの雌花)

 次に茎下部の雄花序を見ると
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                (アオカラムシの雄花序)
 次の画像で、やっと個々の雄花の雄しべらしきものが見える。
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                     (アオカラムシの雄花)

<カラムシ(茎蒸)、アオカラムシ(青茎蒸)>
  イラクサ科、カラムシ属
  名前の由来:茎(カラ)を蒸して繊維を採ったのでカラムシ
          カラムシの葉裏は白だが、アオカラムシの裏葉は緑色

<特徴>
  多年草
  あぜ道や畑、土手などに普通に見られる。
  7月~10月、淡緑色の目立たない花穂を形成する
  草丈1~1.5m

《番外編》 ノブドウの実
 ノブドウの実が色付き始めた。まだ全体的に実は小さい。大きく熟した一部の実が色付き始めた所だ。その色もこれから濃くなるのだろう。
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                  (色付き始めたノブドウの実)

 今日は都合でウォーキングは中止。

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この記事へのコメント

2007年08月29日 19:05
こんばんは。同じ仲間のヤブマオの葉の特徴(オドリコソウの葉似)は覚えて、実物を見ても名前が出てくるようになりました。マオ(苧麻)はカラムシの古名で、ヤブがついて役立たずのだったのですね。
今日はアオカラムシですか?何の虫だろうと思ったら、幹蒸(からむし)なんですね。本によると、昔は「茎、幹」を「から」と言ったそうですね。万葉でも「蒸し衾なごやが下に臥せれども妹とし寝ねば肌し寒しも」(524)と、カラムシの歌として1首ありますよ。木綿以前の代表的な繊維で、古くからあったのですね。ムシで作ったものに奈良晒、越後縮があり、今でも栽培されているとあります。
裏葉の色によってアオカラムシとカラムシがあるのですね。花が淡い黄色で、今度探して見ます。
野ぶどうも色付ましたね。うちのフェンスの巨峰も、少しだけグレープっぽくなりました。
2007年08月30日 06:54
カラムシは今では邪魔者扱いにされるようになってしまいましたが、花は面白い咲き方をするようですね、菊と同じように地下茎でよく広がると思いましたが、実は付くのでしょうかね。
2007年08月30日 10:48
カラムシはイラクサ科なのですね。
カラムシもアオカラムシも葉の形が同じようですね。
古代には大切な植物でしたのでしょうね。聞きかじりですが、弥生時代の遺跡からもカラムシの繊維の布の一部が発見されていると言うことですが、今は雑草?となっているのでしょうか。
寅太
2007年08月30日 11:18
カラムシとアオカラムシがあるんですね。見ているのでしょうが自信がありません。庭にも生えてくるような気がします。
ノブドウはどこにでもあるので良く知っています。
変化のある果実の色が綺麗です。
信徳
2007年08月30日 13:04
カラムシ?名前も初めて聞きました。勿論見た事もありません。世の中には本当に沢山の植物があるのですね、驚きです。日本に存在する植物の内1/100も知らないのでしょうね。デコウォーカーさんのブログが第一の教本です。頑張りましょう。
2007年08月30日 21:07
一花さん、カラムシやヤブマオの情報を色々と有難う御座います。これからヤブマオをアップしますが参考にさせて貰います。巨峰に実が元気に育っているようで、これから先楽しみですね。
2007年08月30日 21:13
OSAMIさん、今晩は。
カラムシが大昔は繊維として活用されたとは知りませんでした。今は雑草扱いで見向きもされませんが、昔は栽培もされて大事に育てられたでしょうね。どんな実が生るのか?昨年は見ていませんでしたので今年は見る事としましょう。
2007年08月30日 21:21
杏さん、今晩は。
私が見た限りでは、カラムシもアオカラムシも葉の裏の色を除いたら同じでした。弥生時代の遺跡からもカラムシの繊維が発掘されたんでしたか。今でも趣味の範囲でカラムシの繊維を作り布を織っている記事をネットで見ましたが、一般的にはカラムシは雑草扱いでしょうね。
2007年08月30日 21:27
寅太さん、今晩は。
カラムシもヤブマオも大きさ的にはイタドリとほぼ同じ位になりますので、生えてくれば無視できない草です。野原や川原等の藪になっている所に生えているかな?と思います。これから先、ノブドウの実がどの様に色が変化するか楽しみにしたいと思っています。
2007年08月30日 21:39
信徳さん、今晩は。
香貫山に生えている植物の花を中心に綴っていますが始めてのものばかりです。私も如何に今までが知らなさ過ぎたか、との思いです。色々調べると、今は殆ど使われていないが、昔は日常の生活に活用されていた植物が多かった様です。楽しみながらの勉強中です。宜しくお付き合いください。
plysima
2007年08月30日 22:19
こんばんは。私も最近ノブドウがちょっとだけ色づき始めたのを見ました。2・3日前にわかったのですが、ずっとノブドウのことをヤマブドウだと思ってそう呼んでいたんです。ヤマブドウはもっと実が黒くなって食べられるみたいですね。ノブドウの宝石みたいな紫色の実がきれいで好きです。

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