香貫山の植物  マツカゼソウ (番外編 ウメモドキ)     

 香貫山の登山道で草姿がアキカラマツに良く似た草が今年も白い花を咲かせている。マツカゼソウ(松風草)だ。
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                  (小さな可愛い花のマツカゼソウ)

 山地の林縁など半日陰地に生える、と資料にある。このマツカゼソウが生えている所は、北向き斜面でしかも上は木に覆われている為一日中、日が当たらない所だ。当たるとしても西日が当たる夕方近くの少しの時間だけだろう。
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              (半日陰地に咲くマツカゼソウ)

 草丈は1mぐらいで細身だ。そよ風に当たるだけで、ユラユラ揺れる。日陰の中で涼しそうに咲いている。この秋風に吹かれる草姿にそこはかとない趣があるのでこの名が生まれたという。
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               (ユラユラ涼しそうなマツカゼソウ)

 又、このマツカゼソウは日本のミカン科の中では唯一の草本で、ミカン科の特異な存在である。葉や茎にふれると同じミカン科のサンショウのような香りがただようと、資料にある。確認してみたがツンと匂いはあるが、柑橘系やサンショウの匂いとは思わなかったが・・。

<マツカゼソウの花>
 花弁は4枚で長さ4ミリほどの長楕円形、雄しべは長短不同で6~8個、花弁より長い。
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             (小さな花なのに大きな子房と長い雄しべが目立つ)

 柱頭は1個に見えるが、緑色の子房は4裂しており、それぞれの分体から出た4個の花柱が合一して1個に見えると、資料にある。子房が4裂している様は花びらが散った後の子房を見ると良く分るが、4花柱が合体している様はこの画像からでは分らない。
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                 (4裂した子房の先に花柱が伸びている)

<マツカゼソウの実>
 果実は4つに分離して斜めに開く。
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                 (4裂していた子房が4つに完全分離)

 それぞれの分離果には種子が2~3個入っていると資料に有るが、この段階ではその様子は分からない。

<マツカゼソウ(松風草)>
  ミカン科、マツカゼソウ属
  名前の由来:秋風に吹かれる草姿にそこはかとない趣があるのでこの名が生まれたという

<特徴>
  多年草
  山地の林縁など半日陰地に生える
  みかん科で唯一の草本
  8~9月に開花
  おとなしくひっそり咲く花  
  葉には小さな油点がありもむと臭気がある
  草丈80cm以下

《番外編》 ウメモドキの実
 ウメモドキの花に付いては6月8日に綴っている。(http://dekowalker.at.webry.info/200706/article_8.html)久し振りにウメモドキの生えている所を覗いてみると赤い実が枝一杯稔っている。実の大きさは5mmほどで大きくは無い。しかし、これだけ沢山枝に付いていると見事な景色になる。鳥に食べられないだろうか?と心配になる。
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                    (ウメモドキの赤い実)

 帰宅して6月8日のブログを読み返したら、ここにはシロウメモドキの株もあって白い花が咲き、白い実が生るとあった。すっかり忘れていた。再度ウメモドキの生えている所を確認しようと思う。

 今日のウォーキングは所用で中止。

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この記事へのコメント

信徳
2007年08月26日 22:15
半日陰にひっそりと咲く山野草の代表選手みたいなものですね。
2007年08月26日 22:27
今日も初めての花でとても風流な名前の植物ですね、日陰で風に揺れながら咲くマツカゼソウは昨今の蒸し暑い時にとても爽やかな感じがします。
2007年08月27日 00:28
こんばんは。私も御岳に出かけた折、これも撮ったのですがボケてしまっていました。その時名前が判らなかったのですが、あとで図鑑で知りました。
今日出かけた公園でもたくさん咲いていましたが、花がとても小さく、葉が柔らかい感じで風に揺れていましたよ。名前のマツカゼソウも良いですよね。これってミカン科で唯一の草本したか?匂いは爽やかなミカンの香りでなく、もむと臭気なんですね。
公園ではミズタマソウは見かけなかったです~。マキエハギの実物を見れましたが、とても小さな花だったのですね。
ウメモドキも赤くなってきていますが、これから実ものが多くなりますね。
寅太
2007年08月27日 12:11
小さな花のマツカゼソウはカメラマン泣かせですね。
私は何回写真を撮っても上手くいきません。また挑戦してみます。
2007年08月27日 17:03
信徳さん、今日は。
このマツカゼソウは花は小さくてあまり愛でる価値は少ないと思いますが、花や葉を含めた草姿が愛でる価値があると思っています。日陰で風にユラユラ涼しそうです。涼感を与える山野草ですかね。
2007年08月27日 17:06
OSAMIさん、今日は。
信徳さんへのコメントにも書きましたが、マツカゼソウは暑い真夏に咲いて涼感を与えてくれる山野草かと思っています。
2007年08月27日 17:22
一花さん、今日は。
御岳では沢山の山野草をご覧になられましたね。私がブログにアップする1ヶ月分位の種類を見られて来たように思います。マツカゼソウは日陰に有って花が小さいので、どうしてもピンボケになってしまいますね。そうですねマキエハギは株自体も小さくて花も他のハギに比べると小振りですね。でも、あの糸の様な細い枝先に2個の花が咲く様は、まさに蒔絵の雰囲気があり好きです。
夏から秋にかけては実ものを追いかける予定です。お付き合い下さい。
2007年08月27日 17:28
寅太さん、今日は。
一花さんへのコメントにも書きましたが、マツカゼソウは日陰に有って花が小さいので、どうしてもピンボケになってしまいます。なるべく明るいところの株を見つけて、何枚も撮影して良い画像を選別しています。デジカメでピンボケ画像を消せるのは助かります。

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