香貫山の植物  クマヤナギ (番外編 チゴユリ)         

 香貫山の尾根道脇に白い花序を付けた植物がある。潅木かと思ったが良く見ると潅木に覆い被さっている蔓性の植物でクマヤナギ(熊柳)だった。
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               (クマヤナギの花序は分枝して大きい)

 資料を見ると「落葉性のツル性低木。勢い良く伸びるシュートは巻きつかず、細くなった先端部分が弱く巻きつく程度で、殆ど巻き付いていないこともある。低木の上に出て、垂れ下がることが得意。」とある。
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               (母屋の潅木の上から垂れ下がっている)

 更に資料には「葉はすっきりとしている。ヤナギを連想させるほどの細い葉ではないが、平行する葉脈と垂れ下がって風に揺れる姿が柳を連想させたのかもしれない。」とある。確かに垂れ下がっているが柳を連想させる程ではない。
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               (垂れ下がった枝は柳を連想させる?)

<クマヤナギの蕾>
 クマヤナギの蕾は丸い白い玉から天辺が尖った円錐形に変化して行く様だ。
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              (蕾は丸い玉から天辺が尖った円錐形に変化する)

<クマヤナギの花>
 花は天辺の尖った蕾の先端が5つに割れて開き、これが萼だ。横から見るとこの萼に隠れて花びらは見えない。真上から見ると5枚の萼の内側に短い5つの花びらが見える。
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             (5枚の先が尖った片が萼で、その内側の5片が花びら)

 小さな花だが羽蟻(?)がセッセと花の間を動き回っている。密を集めながら受粉に協力しているのだろう。
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                  (受粉の手伝いは羽蟻が行う?)

<クマヤナギの実>
  資料に「果実は1年かけて熟すので、花と果実が同時に付いている。」と有るので、花の咲いている枝を持ち上げて探したが古い実が見つからない。既に、鳥が食べてしまったのかな?今年の花後を継続して観察する。

<クマヤナギ(熊柳)>
  クロウメモドキ科、クマヤナギ属

<特徴>
  ややつる性の落葉低木
  7~8月に白いクリーム色がかった小さい花を上向きに集団で咲かせる
  葉は互生、ふちは全縁で紙質である
  つるはものすごく強く、縄の代わりやかんじきの材料にする
  実は5~7ミリの長楕円形で翌年の夏に赤から黒色に熟す

《番外編》 チゴユリの実
 先日の高畑山ウォーキングで見た山野草の内、今日はチゴユリ(稚児ユリ ユリ科、チゴユリ属)の実を以下に載せる。
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                          (チゴユリの実)

 チゴユリの花は5月28日のブログ 釈迦ヶ岳ウォーキングで綴ったので、以下に転載する。
       ---2007年5月28日のブログより転載開始---
 チゴユリ( 稚児百合 )  ユリ科、チゴユリ属
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       ---2007年5月28日のブログより転載終了---

 今日は所用でウォーキング中止。

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この記事へのコメント

寅太
2007年07月28日 12:04
クマヤナギは見るのも聞くのも初めてです。
これだけたくさん咲いて、昆虫の力をかりても果実はなかなか出来ないのでしょうか。
我が家のチゴユリもめったに果実を見ることがありません。
きのうは高尾山にイワタバコを見に行っていました。
ヤブミョウガの写真はよく撮れています。これだけ花を付けたものも珍しいのでは。
信徳
2007年07月28日 17:41
暑いですね!昨日群馬は35度Cでした。一昨日までの高原ゴルフは前半山野草観察中心のOBゾーン歩きゴルフ。後半、挽回バーデーラッシュの大波ゴルフでした。
2007年07月28日 18:12
寅太さん、今晩は。
クマヤナギは私も初めてですし、香貫山でもまだここでしか見ていません。これだけ花が咲いているので実は絶対出来ていると思います。今年の秋がどうなるか、それから来年の夏までにどうなるか観察を続けて行こうと思っています。高尾山にイワタバコが咲いていましたか。それはラッキーでしたね。私は今年は見損なっています。香貫山のヤブミョウガは豊作になりそうですね。
2007年07月28日 18:18
信徳さん、今晩は。
前半は山野草探しのOB連続でしたか。それも良い収穫があれば大成果ですね。後半がそれを取り返すバーディラッシュとは、これまた大成果ですね。高原ゴルフは楽しかったことでしょう。梅雨明けと同時にこちらも毎日暑いです。暑さに負けずに過ごそうと考えています。
2007年07月28日 18:50
クマヤナギの花、こちらの花も初めてで、花は房状になっていますね。小さな釣鐘のようなガクの中に、白い小さな花が咲いているのですね。驚きました。本当に可愛いですね。他の木の上から垂れ下がっている様子が良いですね。5月に花が咲いていたチゴユリが緑の実が付いていますね。図鑑で見ましたが、チゴユリの実は綺麗な青い実になるそうですね。
2007年07月28日 19:57
はじめてみるクマヤナギの花ですが蔓のような面白い木ですね、私のところにある本には果実は熟すと黒くなり食べられるとありますが、今後の経過を期待しています。
2007年07月28日 20:56
こんばんは。お暑うございます~。昨日も今日も暑いです~。クマヤナギは初めて知りました。縄の代わりに使われたのですね。
葉が柳のようではないですが、葉姿が帯状ですね。
果実は1年かけて熟し、花と果実が同時に付いているのですか?
そんな植物をたまにありますが、名前は??です。
チゴユリ(稚児百合)にも稚児なりの実が出来るのですね。この実でも増えるのでしょうね。
昨日万両に小さな花を確認しましたが、そちらより遅いでした~。
2007年07月28日 22:54
杏さん、今晩は。
私もクマヤナギは初めてです。この木も赤い実出来る様です。楽しみに観察しようと思っています。チゴユリの実のその後は香貫山では観察出来ません。秋に何処かの山に行った時に青い実が見つけられれば良いのですが。
2007年07月28日 22:59
OSAMIさん、今晩は。
私もクマヤナギは初めてでした。この実は今年なった実は来年の夏に赤から黒に熟す様です。来年まで実が付いていて観察できることを期待しています。
2007年07月28日 23:08
一花さん、今晩は。
この植物も蔓が強いので籠等の材料に使われる様です。1年かかって実を熟させるとは面白いので、以降シッカリと観察続けたいと思っています。チゴユリは実を一つしか付けないようです。一つでもゼロよりは子孫を残す可能性は大きいです。そちらでは万両の花はこれからですか。ジックリと急が無い方がお金が貯まるでしょう。

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