香貫山の植物  ニワウルシ (番外編 サツキ)     

 ウルシ属の羽状複葉に似た葉を付けた大きな木が香貫山には沢山生えている。ニワウルシ(庭漆)の木で、よくハゼノキと並んでいる。
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          (谷側斜面の大きなハゼノキ<左>とニワウルシ<右>)

 今、その両方の木に花が咲いている。ハゼノキの花は5月31日の番外編で綴ったので今日はもう一方のニワウルシの花を綴る。又、ニワウルシの花に付いては昨年の6月2日にも綴っているが、その時の画像を含めて綴り直す事とする。

<ニワウルシの花>
 ニワウルシはハゼノキと同様に雌雄異株だ。ハゼノキの雄花と雌花の差異に良く似ている。雄花の方は真中のメシベは殆ど見えないが、黄色のオシベは大きく飛び出している。
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       (ニワウルシの雄花  2回クリックで拡大して見れます)

 一方、雌花の方はその逆で、オシベは小さく、中央の緑のメシベが大きい。
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       (ニワウルシの雌花  2回クリックで拡大して見れます )

 ハゼノキはウルシ科でニワウルシはニガキ科で科は異なるが、良く似ていて区別が難しい。判別方法の一つは花の付き方を見れば良い。花や実はニワウルシの方は葉の上につくが、ハゼノキは葉の下につく。
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             (ニワウルシの花は葉の上に付く)

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             (ハゼノキの花は葉の下に付く)

 一番上の画像でニワウルシとハゼノキが接近している部分をズームで撮ると花の付き方の違いが良く分る。
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  (左のハゼノキは葉の下へ右のニワウルシは葉の上に花を付けている)

 名前の由来は葉がウルシ属のように羽状複葉になっているのでウルシが付いた。しかし、ウルシと異なりかぶれないので庭に植栽されるとの意味でニワが付いたと資料にある。似ていて当然だ。
 それでは、花や実が無い時の判別は如何するか?

<ニワウルシの葉>
 ハゼノキとニワウルシのもう一つの違いはニワウルシの方が葉が大きく、また一枝につく枚数も多い。すぐ上の画像で比較して見れば分るが、両方とも木は沢山有るのでそれぞれの木から一枚づつ失敬してきて並べて撮影した。
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           (上がニワウルシの葉、下がハゼノキの葉)

 両方を並べて見ると差は歴然としている。別々に見ていると、こんなに差が有るとは思ってもいなかった。

<ニワウルシの実>
 秋には周囲に翼を持った種子が形成されると資料にある。秋に確認する事とする。

        ---2007年7月21日のブログより転載開始---
《番外編》 ニワウルシの実
 ニワウルシに付いては6月7日に綴った。その後葉の間に、豆の様なものが吊る下がっているのが見える。ニワウルシの若い実だ。
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                    (ニワウルシの若い実)
        ---2007年7月21日のブログより転載終了---

 ニワウルシの別名「シンジュ(神樹)」は,英名の「Tree of heaven」を直訳したもので「天にも届く樹」を意味しているとある。確かに、香貫山では一際背が高くて目立つ樹木である。
 
<ニワウルシ(庭漆)>
  ニガキ科、ニワウルシ属
  別名 :シンジュ(神樹)
  名前の由来:葉がウルシ属のように羽状複葉になってい、ウルシの様にかぶれないので庭に植栽されるとの意味
  
<特徴>
  落葉高木であり、中国の原産である
  雌雄異株
  6月頃に枝の先端に花序を形成する
  果実は長さ4cmほどになり、周囲に翼を持った種子が形成される
  葉をもむと独特のにおいがする。触ってもかぶれることはない

《番外編》 サツキの開花
 展望台に有るサツキが綺麗に咲いている。富士山は雲に隠れているので駿河湾をバックに撮影した。しかし、その駿河湾も霞んでしまって良く見えない。最近の展望台の景色はこんな状態が続いている。 
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                 (展望台のサツキ)

<注>一番上のタイトルではサツキと記して有りましたが、《番外編》のタイトルと本文中は間違えてツツジと記してありました。サツキと訂正させて戴きました。(2007年6月7日23時55分)

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は10,582歩、今週の累計歩数は33,535歩/4日。

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この記事へのコメント

2007年06月07日 21:26
こんばんは。日本的な「庭漆」という名前だと思ったら、中国原産で、本によると明治期に渡来してきているのですね。トウネズミモチのように、この山にも勢力拡大してきたのですね。これって落葉高木で10~20メートルなのに、庭木や街路樹なんですね。花もそんなに綺麗なようではないですが、陰を作ってくれるから植えられるのでしょうか?
しっかりとまた葉も比較されて良く分かります。そして、ハゼノキとニワウルシの接近画像ですが、これって合成画像ではないですよね。自然状態で偶然なんでしょうか?
ニワの付く植物ですが、「ナナカマド」にも「ニワナナカマド」があり、庭のものは小さいようでしたが??ナナカマドの花は下向きでしたが、ニワナナカマドはチョットだけ、花も葉もこのニワウルシに似ているようです~。
OSAMI
2007年06月07日 21:41
私の近くの公園にはハゼノキはあるのですが、なぜかニワウルシはないようです、ねじれたスプーンのような大きな実が出来ますから見落とすことは無いと思うのですが、やはりウルシと似ている事で嫌われることでしょうかね。
つつじが綺麗ですね
2007年06月07日 23:02
ニワウルシはニガキ科、ハゼノキはウルシ科だそうですが、良く似ていますね。花が、葉の上に咲くニワウルシ、葉の下に咲くハゼノキで区別が出来るのですね。遠くで見ていると葉の大きさも分かりませんでしたが、二つの葉を並べて見せていただき、ニワウルシの葉の方が倍も大きいのが分かりました。
展望台のツツジが紅白の花を綺麗に咲かせ、遠くに駿河湾が霞んで青い海と空が一緒になって綺麗ですね。
信徳
2007年06月08日 06:49
ハゼの木の紅葉は見事だ。そしてハゼの木のすらりとしなやかに伸びた枝を木刀に使った。その時にかぶれた記憶があり、今でもハゼの木には触れない。ニワウルシは見た事がない。
寅太
2007年06月08日 10:50
ハゼノキとニワウルシが並んでいたら、秋の紅葉も素晴らしいでしょう。
秋にはこの並んでいるところをまたお願いします。
ニワウルシがかぶれなくて、ハゼノキがかぶれるとはややこしい。
2007年06月08日 17:29
一花さん、今日は。
私もニワウルシは大きくなりすぎて庭木には適さないと思います。資料を調べたら、昔はこのニワウルシで蚕を育てる為に植樹したと有りました。その名残が未だ有るのでしょうか。ニワウルシとハゼノキが接近している所は香貫山では多く有ります。それだけ、それぞれの木が多く生えている事を表しています。ニワナナカマドを調べたらバラ科ですが、葉が羽状複葉でニワウルシと似ていますね。
2007年06月08日 17:34
OSAMIさん、今日は。
スミマセン、先ずお詫びからです。番外編に綴ったのはツツジでなくサツキでした。昨夜遅くに気付き訂正しておきました。
ニワウルシは大きくなりすぎて公園には不向きと思います。資料を見ると面白い実が出来ますね。昨年は見た記憶が無いのですが今年はシッカリと見ようと思っています。
2007年06月08日 17:39
杏さん、今晩は。
スミマセン、先ずお詫びからです。番外編に綴ったのはツツジでなくサツキでした。昨夜遅くに気付き訂正しておきました。
ニワウルシとハゼノキでは科が異なるのですが葉や花は似ています。両方の葉を並べてみて、その大きさの違いにビックリしました。大人と子供くらいの違いが有りますね。もう少し駿河湾がクリアに見えると、もっと様になるのですが。
2007年06月08日 17:48
信徳さん、今日は。
信徳さんもハゼノキでかぶれましたか。昨年ハゼノキの葉に触ってもかぶれなかったので今年も花の写真を撮る為に触った(葉を握り締めて引っ張り寄せた)為に、今年はかぶれてしまいました。多分、葉の汁が左手に付いたのでしょう。気付いて水でごしごし洗ったのですが・・・。これから私も注意しましょう。ニワウルシはかぶれないと資料にあります。
2007年06月08日 17:56
寅太さん、今日は。
今年の秋の紅葉をシッカリと観察して報告しましょう。信徳さんへのコメントにも書きましたが、かぶれるのはハゼノキの方で、ウルシが付くニワウルシはかぶれません。今回、改めて実体験してしまいました。

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