香貫山の植物  オオバノトンボソウ (番外編 オカトラノオ)

 香貫山の林下の登山道脇に珍しい花が咲いている。ラン科のオオバノトンボソウ(大葉ノ蜻蛉草)だ。
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               (オオバノトンボソウ)

 名前の由来は花がトンボの姿に似て、茎の根元に付く葉が大きいことによる。
 一番上のトンボを角度を変えて撮影する。
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               (右横から見たオオバノトンボソウ)
 トンボの背骨に相当する所は茎から出ている花柄。
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               (左横から見たオオバノトンボソウ)
 花柄の下に葉が一枚付いている。葉の下は花の距。距の下の半円を描いているのは唇弁。距の根元から横に出ているのは萼片。萼片は反対側にもある(右横から見た画像では解り難いかな?)。 
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               (正面下から見たオオバノトンボソウ) 
 下に出ている白色部分が唇弁でその先に長い距が見える。左右に出ているのが萼片。花の中の茶色の目の様な部分は何かな?
 横から見るとトンボに似ているが正面下から見ると、小鳥か、色違いのクリオネに似ていて可愛い。

 この花を見つけたのは半月ほど前になる。
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              (薄暗い登山道脇に3株並んでいた)

 茎に小さな緑色のオタマジャクシの様な物が左右に出ている。図書館で調べてラン科のオオバノトンボソウと判明し、オタマジャクシも蕾と解った。
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                (蕾は左右に出ている)

 蕾の変化を見ていたがなかなか変化しない。そのうちに茎の上の方の蕾が腐って茶色に変色し始めた。この観察中の株以外にも茎の上部が腐ってしまっている物があり、この株も開花しないで朽ちるのかな、と思い始めていた。
 昨日、念の為に腐っていない蕾を下から覗くと茶色の目の様な物が見えた。ヒッソリと開花していたのだった。花の左右の側萼片(花弁?)と上部の萼片(花弁?)が重なり合っていて上から見ただけでは開花しているのが解らなかったのだ(1、4枚目の画像を参照して下さい)。
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               (茎の下部の蕾は既に開花していた)
 
        ---2007年7月11日のブログより転載開始---
《番外編》 オオバノトンボソウ
 オオバノトンボソウに付いては6月30日に綴った。一昨日、トンボ(花)がもっと飛んでいる株を見つけたので以下に載せる。しかし、何匹かのトンボが抜けていたり腐っている。完全な形のものはなかなか見つからない。
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                      (オオバノトンボソウ)
        ---2007年7月11日のブログより転載終了---

 ラン科ツレサギソウ属のオオバノトンボソウの仲間にはトンボソウ、コバノトンボソウ等ある様だ。これからも注意して探す事としよう。            

<オオバノトンボソウ(大葉ノ蜻蛉草)>
  ラン科、ツレサギソウ属
  別名:ノヤマトンボ. 

<特徴>
  丘陵地の明るい二次林に生える多年草
  初夏に小さくかわいらしい花を咲かせる
  大型の葉はたいてい2枚で、根ぎわから出る
  茎はすっと伸びて、花を10数個付ける
  茎には茎葉があり、根元の葉と比べるとはるかに小型

《番外編》 オカトラノオ
 昨日、香貫山の尾根道を歩いていたら林下の草叢にオカトラノオが群生とは言えないが一塊になって咲いていた。オカトラノオに付いては6月22日に綴った。(http://dekowalker.at.webry.info/200706/article_22.html
 面白い事に、虎の尾が皆同じ方向を向いている。
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               (同じ方向を向いているオカトラノオ)

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は8、516歩、今週の累計歩数は45,302歩/6日。

 7月1,2日は都合によりブログを休みます。

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この記事へのコメント

信徳
2007年06月30日 20:02
 面白い花ですね。足の生えたオタマジャクシが空中に舞っているようです。
2007年06月30日 23:33
オオバトンボソウは初めて見る花です、とても面白い形で2、3枚目がやはりトンボを連想する形ですが、なかなか複雑な形になっているようですね、勉強させていただきました。
2007年06月30日 23:43
こんばんは。ラン科のもので、自然にはまだこんな面白い植物があるのですね。変った形で、トンボと言うよりおたまじゃくしみたいです。
本で見ると、ツレサギソウ属にも色々出ていますね。
こちらのデコさんの画像のようにアップでなく花姿が良く出ていませんヨ。ここでしっかり見せて戴いて有り難いです~。
オオバノトンボソウとコバノトンボソウと葉の大きさが違うものありますね。此処では色々見れて、また毎日色々な植物の出合いがあって、植物探しも楽しそうですね。わざわざ図書館で調べられたのですか?ご熱心ですね。
本で見ていますが、同じ属のミズチドリは白くて綺麗ですよ。
イワチドリはヒナラン属ですが、この時期花屋でも出回ってますよ。ウチョウランはハクサンチドリ属ですが、これも人気ですよね。
オカトラノオは、まさに丘に虎の尻尾を靡かせているようですね。
信徳
2007年07月01日 06:38
オタマジャクシと言ったのですが、何か違う様な気がしてなりませんでした。もう一度画像を見ていると水族館で見た「ウーパールーパー」を思い出しました。
寅太
2007年07月01日 13:20
香貫やまでまた発見ですね。オオトンボソウは見たことがありません。
立派なラン科の植物なんですね。
となりにツユクサを並べて植えたくなりました。
2007年07月02日 09:12
オオバノトンボソウ、初めてですが、本当にトンボのようで驚きました。ラン科のようですが、様々な形をしているランの花があるようですね。正面から見た形もクリオネのようで面白いですね。
デコウォーカさんは、植物博士ではないでしょうか?いつも勉強させていただいています。
plysima
2007年07月03日 00:53
オカトラノオ、もう花穂の先のほうまで咲いてしまっているようですね。みな同じ方向を向いているのは、おもしろいです。
2007年07月04日 00:14
信徳さん、今晩は。ブログサーバーになかなか接続できず返事が遅くなりました。2回もコメント戴き恐縮です。オオバノトンボソウは「足の生えたオタマジャクシ」にも「ウーパールーパー」にも似ていますね。(実は、ウーパールーパーを知らなかったのでネットで調べて解りました。)
2007年07月04日 00:26
OSAMIさん、今晩は。ブログサーバーになかなか接続できず返事が遅くなりました。花の構造が解っていないと画像を見てもなかなか理解できないと思います。理解し易く写真が撮れれば良いのですが、小さいのでそれもなかなか難しいです。オオバノトンボソウの資料はネットでもなかなか有りませんでした。花弁なのか萼片なのか素人には解りませんので括弧で併記しておきました。
2007年07月04日 00:34
一花さん、今晩は。ブログサーバーになかなか接続できず返事が遅くなりました。
OSAMIさんへのコメントにも書きましたがオオバノトンボソウの資料があまり無く、多少憶測の所もあります。間違っていたらゴメンナサイです。ラン科にも色々の品種が有るのですね?全部を知る事は無理でしょうが香貫山に生えているものは探して知りたいと思っています。オカトラノオの尾がもっと生えていたら壮観だろうな、と思っています。
2007年07月04日 00:38
寅太さん、今晩は。ブログサーバーになかなか接続できず返事が遅くなりました。
オオバノトンボソウは目立たない花なので見つけ難いと思います。多分高尾山辺りにも生えていると思います。見つけてツユクサとの寄せ植えにチャレンジして見て下さい。
2007年07月04日 00:46
杏さん、今晩は。ブログサーバーになかなか接続できず返事が遅くなりました。
私もこのトンボを見つけた時はラン科にも色々有るんだな、と感心やらビックリやらしました。珍しすぎて詳細な記述がある資料は見つかりませんでした。憶測の所も有りますので間違っていたらゴメンナサイ。植物博士なんて、とんでもないです。植物は全くの素人で、植物勉強中の一、二年生です。
2007年07月04日 00:50
plysimaさん、今晩は。ブログサーバーになかなか接続できず返事が遅くなりました。
何故、虎の尾が同じ方向を向くのか?解っていません。多分日の当たる方向と関係があると思っていますが。