香貫山の植物  ドクウツギ     

 香貫山で、何とも物騒な植物を見つけてしまった!
 昨年の今頃、綺麗な赤い実が生るので気にしていたが名前が解らずそのまま放ってあった。が、最近やっと解って名前はドクウツギ(毒空木)、別名もイチロベエゴロシ(一郎兵衛殺し)と物騒な名前が付いている有毒植物だった。

<ドクウツギの実>
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           (ドクウツギの毒々しい真っ赤な実  6月6日撮影)
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           (ドクウツギの毒々しい真っ赤な実  6月12日撮影)

 猛毒のアルカロイドを含んでいて、呼吸停止や心拍停止を引き起こす有毒植物です。昔、子供の事故が多かった。実だけでなく茎や葉も有毒と、資料にある。昨年見つけた時も、チョッと毒キノコの様に毒々しい赤い色だな、とは思っていたが矢張り有毒だった。
 最近は赤い実が黒紫色に変化し始めてきた。
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            (実が赤から黒紫色に変わり始めた  6月19日)

<ドクウツギの花>
 順序が逆で後戻りしてドクウツギの花を綴る。ドクウツギは雌雄同株で4月に同じ株に雄花序と雌花序が付くと言う。幸いな事に雌花序は撮影してあったが雄花序はその存在も知らなかったので画像は無い。
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                (ドクウツギの雌花序  4月14日撮影) 

 資料の画像と見比べると、上の花序は受粉後の様だ。この雌花序を含め、雄花序も来年の4月に再度撮影する事としよう。

    ---2008年4月5日のブログより転載開始---
<ドクウツギの花>
 枝の同じ所から上に向けて雌花序を、下に向かって雄花序を出していた。
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                     (ドクウツギの雌花序と雄花序)

 雄花序には雄花が沢山付きオシベが沢山吊る下がっている。資料には10個のオシベと有るがこの画像からは正確には数えられない。が、それくらいは有りそうだ。
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                        (ドクウツギの雄花序)

 雌花序も沢山の雌花を付けている。メシベは5個と資料に有るが、これは画像からも数えられる。
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                        (ドクウツギの雌花序)

 10日前に見た時は一部の雄花序で開花していたが、ほとんどの雄花序も雌花序も蕾の状態だった。
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                  (ドクウツギの雌花序と雄花序の蕾)
    ---2008年4月5日のブログより転載終了---

<ドクウツギの葉>
 ドクウツギの葉は特徴がある。最初はウルシ科の葉に似ていると思っていたが少し違う。小葉が左右対象に付くのは似ているが小葉の葉脈が異なる。ドクウツギは3本の太い葉脈が縦に走っている。
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           (ドクウツギの葉には3本の太い葉脈が縦に走る)

 この葉の特徴と実の特徴をシッカリと頭に入れておいて中毒にならないように注意しよう。

 ドクウツギの仲間は、世界の10カ所ほどの地域に隔離分布をすることで有名で、白亜紀当時の赤道に沿って分布しているとか、大陸移動の結果である等の仮説があるが、隔離分布の謎は、未だ解けていない。ドクウツギ科はドクウツギ属1属だけで日本には1種、世界に16種あるが、ばらばらに隔離分布することで植物学者の間で有名である。と資料にある。まだまだ謎が多い珍しい花の様だ。

<ドクウツギ(毒空木)>
  ドクウツギ科、ドクウツギ属
  別名:イチロベエゴロシ(一郎兵衛殺し)
  名前の由来:枝が中空でウツギ、有毒なのでドクが付く

<特徴>
  落葉低木 海岸のがけや山地の裸地にはえる 
  雌雄同株(雌雄異花序で、同一の株に雄花序と雌花序がつく)
  花は4月に咲く
  果実は熟すと赤くなり、後に黒紫色になる
  有毒植物 赤熟の時の毒性はもっとも強い

 今日は香貫山から富士山を望むとその前に見える愛鷹山に行ってきた。その模様は別途綴る。今日の歩数は13,532歩、今週の累計歩数は60,325歩/7日。

 明日は都合によりブログを休みます。

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この記事へのコメント

2007年06月24日 18:30
自然の中には物騒なものがありますね、都市の中にも自然を残した自然公園があってウルシくらいはありますが、ドクウツギはさすが無いように思います、山に行くときなど注意したいと思います。
信徳
2007年06月24日 21:21
名前も形も色も本当に毒々しい恐ろしい植物ですね。この種は繁殖しないのでしょうか?画像見ているだけで寒気がします。
2007年06月24日 23:36
こんばんは。ウツギって素敵なイメージの花でしたが、こんなウツギを穢して毒するような植物もあるのですね。そして別名が「イチロベエゴロシ」って、チョット身の毛がよだつような感じですね。若しかして、昔「一郎兵」さんが試食されたのでしょうか??
実は真っ赤でおいしそうですが、赤から黒に変るのですね。
これってドクウツギ属1属だけで日本には1種なんですね。
本に載っているのを見ると、やはり毒とは思えないですよ。食べると死ぬとあります~。小さい頃見たことが無かったですが、北海道、本州近畿以北分布と言うことは、関東近辺でも見られるのですね。子供達もこんな有毒がある事を知らないといけませんね。花と葉の画像は、山・渓の本よりこちらのデコさんの画像が大きくてしっかりとしています。
この木の下に、「有毒」と札でもつけなくてはいけませんよね。
スイカズラ科のヒョウタンボクの実も有毒と聞きました。
いやしん坊をして、何でも実のものを食べてはいけませんね。
寅太
2007年06月25日 13:06
イチロベエゴロシとは、トリカブトよりも怖そうな植物ですね。
大抵のウツギは花が綺麗で好きだったのですが、少し考えねばなりません。
もちろん見たような記憶はありません。
2007年06月25日 18:32
ドクウツギ、初めてですが、真っ赤な実ですね。
ウツギと聞くと、白い綺麗な花を思い浮かべますが、名前がドクウツギでは怖い名前ですね。知らないで実を口に入れたら大変な事になりますね。別名も「イチロベイゴロシ」だそうですが、イチロベイさんが食べたのでしょうか。葉や茎も有毒なのですから触らないほうが良いですね。
2007年06月26日 18:09
OSAMIさん、今晩は。
有毒植物ではトリカブトが有名ですがこのドクウツギはそれほど知られていない様です。しかし、毒性は強いようですから要注意です。山に良く行かれるOSAMIさんはシッカリと頭に入れておいた方が良いと思います。
2007年06月26日 18:14
信徳さん、今晩は。
赤い実が減ったようには思えませんので、鳥や虫も有毒と知っていて食べずにいるのでしょう。従って種がばら撒かれずに広がらない様に推測しています。香貫山でも一箇所でしか見ていません。気持悪いので一箇所に何本の株が有るかも見ていません。
2007年06月26日 18:23
一花さん、今晩は。
私も、今年は随分ウツギの付く木を見て、綴りましたが今回の毒の付くウツギに出会ってウツギの名前を穢す植物だなと感じました。別名の「イチロベエゴロシ」昔「一郎兵」さんが試食された結果かも知れませんが、真実は?です。キノコの中に毒キノコが有って注意しなければいけないですが、植物の実も同様に注意が必要ですね。
2007年06月26日 18:34
寅太さん、今晩は。
毒性はトリカブトもドクウツギも共に強い様ですね。寅太さんも山野草探しに出かけられると思いますので、その時は注意して下さい。私も、本当にウツギの名前を穢されてしまった様に感じています。
2007年06月26日 18:41
杏さん、今晩は。
一花さんへのコメントにも書きましたが、今年は随分ウツギの付く木を見て、綴りましたが今回の毒の付くウツギに出会ってウツギの名前を穢す植物だなと感じました。知らない実は安易に口に入れない方が良いですね。これからも注意しましょう。葉や茎に触っても汁が付かなければ良いと思いますが、君子危うきに近づかずですから、葉や茎にも触らない方が良いと私も思っています。

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