香貫山の植物  テリミノイヌホオズキ (番外編 コナスビ)     

 香貫山でも半日陰となっている登山道脇にイヌホオズキに似た花が咲いている。イヌホオズキはナス科で茄子の花にも似ている。
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            (イヌホオズキの仲間の花)

 イヌホオズキの仲間には、イヌホオズキ、オオイヌホオズキ、アメリカイヌホオズキ、テリミノイヌホオズキとある。今回見つけた植物の特徴を以下の【括弧内】に記述しておき最後に品種を判定しようと思う。
 今回のイヌホウズキの仲間は冬から成長を初めていて、小さいながら花を咲かせていた様に記憶している。現在の草丈は1.5m程は有りそうだ。
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 茎の上の方に花を咲かせているが下の方には既に緑色の果実や黒い果実が生っている。それらを時間順に並べて成長過程を推測してみよう。
 先ず、茎の天辺に蕾と開花し始めの花が付いた花序がある。
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          【花と蕾の合計は6個、花柄は1点に集まっている】

 その次が1枚目の画像を再録するが、既に4個の花が咲いている。
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          【花と蕾の合計は7個、花柄は1点に集まっている】

 花後の果実が見え始めた花序。
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             【花と果実の合計は7個、花柄は1点に集まっている】

 成長真っ只中の緑色の果実。
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          【緑色の果実の表面に白いふけ状の斑点が有る】

 黒くなり始めた果実と既に黒く熟した果実が出来ている。
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           【熟した黒色の果実には強い光沢が有る】

 全て熟し終わっていないが、1個は既に実が落下している。
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            【熟しきった果実は萼を残して落ちる】

 (最後に品種の判定であるが込み入っているので時間の無い人は飛ばして下さい。)イヌホオズキの花は1点でなく総状(順番)に付くし、熟した果実は艶(光沢)がなく、若い果実に白いふけ状の斑点が無いので脱落。オオイヌホオズキは熟した果実は萼を着けたまま落ちるので脱落。アメリカイヌホオズキは花が1~4個と少ないし、熟した果実は萼を着けたまま落ちるし、若い果実には白いふけ状の斑点が無いので脱落。以上より、残るのはテりミノイヌホオズキのみとなる。

<テリミノイヌホオズキ(照実犬酸漿) >
  ナス科、ナス属
  名前の由来:テリミノは照実の、イヌが付くので役に立たないホオズキ

<特徴>
  1年生草本、暖地では越冬して大きな株になる。
  森林の縁などに生育することが多い。
  花序は5~12 花冠は4-7㎜と小さく基部まで深く切れ込む
  花柄は1点に集まって付く
  果実は球形4-7㎜ 黒紫色に熟す 光沢がある 
  熟さない若い果実の表面に白色のふけ状の斑紋が有る
  果実が熟したあと 萼を残して果実のみが落下する

《番外編》 コナスビの実
 本編のテリミノイヌホオズキはナス科であったが、名前にナスビが付くがナス科でなくサクラ科のコナスビに付いて6月9日に綴った。(http://dekowalker.at.webry.info/200706/article_9.html
そこでは実の情報がまだ無くて記述出来なかった。最近、別の登山道で小さなコナスビの花が同じくらいの大きさと色をしたカタバミと並んでいる所を見つけた。そのコナスビには既に実が付いていたので以下に載せる。
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      (階段の砂利道に咲いた似た物同志のコナスビとカタバミ)

<コナスビの実>
 コナスビとカタバミに後ろ向きになってもらい撮影すると、コナスビの丸い実が茎に沿って縦に並んで見えた。
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    (コナスビの小さな丸い実とカタバミの槍の様な大きな実)

 この丸い実が茄子に似ているかな?と若干疑問が残る。この先で茄子の紫色に変色するとも思えない。下の方の実は既に茶色に変色し始めているので。

 今日は所用でウォーキングは中止。今週の累計歩数は8,629歩/3日。

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この記事へのコメント

信徳
2007年06月20日 21:21
イヌも色々な草花に使われる有益な動物ですね。
2007年06月20日 21:23
テリミノイヌホオズキもはじめての植物です、茄子に似た花で可愛い実が付くようですが、実の色が黒いという事は小鳥などには見つけにくいような気もしますが、黒でいいことが有るのかも知れませんね。
2007年06月20日 23:43
こんばんは。イヌホウズキはナス科の花でよく見かけますよ。
仲間に、オオとアメリカとテリミまであるのですね。本で見ると、似たナス科ナス属にワルナスビとアメリカ、ヒヨドリジョウゴ、ヤマホロシなどがありました。花はどれも同じように見えていますが、葉が違うのですね。花も観察すると夫々違うのでしょうね。照り実は、実がテカテカなんですね。
今日の画像は、何日もかかって撮ってらしゃるようですね。何時も細かい観察をされてらっしゃいますよね。こちらがご専門ではないのですよね~。
サクラソウ科の例のコナスビにも実が出きましたね。ナスになる前の小さな実に似ているようです。
昨日の器、クロスは、去年の記事にあったイギリスからのお土産で買ってこられたものですか?あの模様は、ウエッジウッドでした・・。
寅太
2007年06月21日 10:27
イヌホオズキはよく見ますが、こんなにいろいろな種類があるとは知りませんでした。
この中からテりミノイヌホオズキと判定するには骨が折れそうです。
2007年06月21日 11:30
イヌホオズキも種類が多いようですね。
花もナス科なので、似たような花を良く見かけます。
画像で緑の果実から黒く熟した果実まで綺麗に撮られたテリミノイヌホオズキ見せていただきました。実が光って綺麗ですね。
コナスビも、丸い小さな実を幾つも付けていますね。カタバミの実も花と比べたら大きな実ですね。
昨日の器とテーブルクロスはイギリスで買われたようですが、とても素敵でした。奥様、買い物お上手ですね。
2007年06月21日 18:11
信徳さん、今晩は。
イヌは多くの植物名に付けられていますが、役立たずの意味で付けられています。犬は人間生活の中では色々役に立っていると思いますが可哀想です。信徳さんが仰る様に、名前に使われているだけでも役に立っていますね。それだけ身近な動物なんですね。
2007年06月21日 18:16
OSAMIさん、今晩は。
テリミノイヌホオズキの実は若干青色が入っているかな?と思いますが、見た目は黒ですね。光っているので高級感はあります。鳥に食べられているようには思えません。黒色が役立っているかどうかは?です。
2007年06月21日 18:30
一花さん、今晩は。
ナス科の花はヒヨコが飛んでいる(ヒヨコは飛ばないですが)様で可愛いですね。花も並べれば違いが解るでしょうが、イヌホオズキの仲間の花はソックリで花だけでは名前を判定出来ません。花序の成長過程は同じ株の中でそれぞれ探して撮影していますので日数を掛けて撮影している訳ではありません。撮り直しは有りますが。
器やクロスはイギリスのウエッジウッド工場にある販売店で求めた物です。これ以外にも有ったので帰りの荷物は大変でした。
2007年06月21日 18:35
寅太さん、今晩は。
イヌホオズキの仲間の判定は資料を片手に持ちながらでなければ出来ないでしょうね。全部を見ている訳でもないので間違っている可能性もあるかも知れません。その時は、スイマセンで訂正するしか有りませんが。
2007年06月21日 18:44
杏さん、今晩は。
イヌホオズキにも色々有りますが、この照実が一番光っていて綺麗な様です。カタバミの実は以外に大きいのでビックリしています。花は小さいですが実は大きいです。コナスビは花も実も小さい様です。
器とテーブルクロスのお褒めの言葉を我家の奥さんに伝えておきます。喜ぶと思います。(しかし、一花さんへのコメントにも書きましたが運搬人の苦労も影には有ったんですよ。)

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