香貫山の植物  ムラサキシキブ (番外編 アカメガシワ)     

 今年も香貫山の日当たりの良い所からムラサキシキブ(紫式部)の花が咲き始めた。明るい陽に照らされて鮮やかなピンク色でとても綺麗だ。
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         (明るい陽に照らされたムラサキシキブの花)

 香貫山の登山道は今迄はネズミモチやトウネズミモチの白い花と良い香でウォーカを楽しませてくれた。今、ウォーカを楽しませてくれているのがこのムラサキシキブの紫色の花とほのかな香だ。登山道を飾っている様子は昨年の6月18日に綴った(http://dekowalker.at.webry.info/200606/article_16.html)のでそちらを参照して戴き、今回はムラサキシキブそのものを綴る事とする。

<ムラサキシキブの花>
 この木の高さは3mまででそんなに大きくはならない。離れてみると小さな花なのであまり目立たない。
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   (香貫山で大きい方のムラサキシキブ  2回クリックで拡大して下さい)

 近づくと枝は斜めに張り出し、葉腋に淡紫色の花や蕾を多数つけているのが見られる。
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            (斜め上に張り出した枝)
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            (斜め下に張り出した枝)

 葉腋から集散花序を出して、淡紫色の花を多数つける。しかし、枝の集散花序は内側から枝先に向かって順番に咲く様だ。(上の画像で枝の先の方は未だ蕾の状態である事が解る)桜の様に、これらの蕾が同時に咲いたら綺麗だろうなと、つい欲が出る。
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        (葉腋から集散花序を出して、淡紫色の花を多数つける)

 一個一個の花は花径3~4mm、長さ3~5mmの筒状で小さいが、ビッシリとくっ付き、又長いオシベも黄色の葯を付けて咲くので見事になる。 
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    (花弁は先で4裂、オシベとメシベは長くて花冠から飛び出る)

 ムラサキシキブの花はほのかではあるが良い匂いがする。ネズミモチやトウネズミモチの強い匂いに慣れた後なので爽やかな印象が残る。

<ムラサキシキブの実>
 秋の10~11月に3mm位の紫の小さな実をたくさん付けると資料にある。秋に観察する事とする。
        ---2007年11月2日のブログより転載開始---
 ムラサキシキブに付いては6月18日に綴った。今、香貫山ではムラサキシキブの木に沢山の紫色の実が稔っているのでそれを綴る。紫式部の名前通りの気品のある紫色の美しい実だ。
 林縁に生えている約2mの株は丁度、目の高さに実が沢山付いている。
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     (右の画像を左側から見た画像)
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     (左上の画像に近づいて見た画像)

 香貫山には沢山のムラサキシキブの株はあるが、日陰や林の中に生えている株の場合は上の様に見事な実を付けていない。実も小さく、実の数も少ない。
 一方、草はらの中で周りに大きな木が無い所に生えている株には、下の方はパラパラだが上の方には沢山の実を付けている。青空をバックに紫の玉が光っている。
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                 (青空をバックにしたムラサキシキブの実)
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                   (上の画像中の枝を引き寄せて見る)

 隣の株の実も見事に稔っている。今年見たムラサキシキブの実で、一番多くの実が稔っていると思う。
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     (今年見た最大級の実) 


                                 (左の画像を右側から見て)
 この紫の実が何時まで木に残っているか?鳥に食べられてしまうのかどうか?気になる所だ。
        ---2007年11月2日のブログより転載終了---

 ムラサキシキブに似ている種として、5月31日にムラサキシキブと同じ科、属のヤブムラサキ(藪紫)を綴ったが、この他にコムラサキ(小紫)が有ると言う。コムラサキは紫色の実が沢山付くので観賞用として庭に良く植えられると資料にある。香貫山には無い様なので秋までには何処に有るか探しておこうと思う。

<ムラサキシキブ (紫式部)>  
  クマツヅラ科、ムラサキシキブ属
  名前の由来:優美な紫色の果実を才媛紫式部の名をかりて美化した

<特徴>
  高さ3mまでの落葉低木で株立ちし、枝は斜めに張り出す
  花は6~7月に咲く
  花は葉腋から集散花序を出して、淡紫色の花を多数つける
  花冠は直径3~4mm、長さ3~5mmの筒状で先は4裂、オシベが長い
  ほのかな匂いがする
  秋に3mm位の紫の小さな実をたくさん付ける

《番外編》 アカメガシワ
 今年もアカメガシワの花が咲き始めた。雌雄異株でどちらの株も大きな葉の上に花序を天に突き出している。アカメガシワの葉は大きいので昔は食べ物を盛った為に別名をゴサイバ(五菜葉),サイモリバ(菜盛葉)などという。
 登山道から見下ろす位置にあるアカメガシワの大きな葉と大きな花序を撮影したので以下に載せる。
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              (大きな葉と雄花序)
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              (大きな葉と雌花序) 
 
<アカメガシワ(赤芽柏)>
  トウダイグサ科、アカメガシワ属
  別名:ゴサイバ(五菜葉),メシモリナ(飯盛菜)
  名前の由来:新芽や新しい葉が赤く 広い葉をカシワと呼んだ

<特徴>
  高さ10メートルまでの落葉広葉樹
  7~8月開花する
  10月頃黄葉する
  ハート型から楕円のおおきめの葉
  雌花は熟れるとコブシの様にかたまり中に小さな黒い実が出来る
  カシワと同じように昔は食物をこの葉に盛った

 今日は所用の為ウォーキングは中止。

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この記事へのコメント

2007年06月18日 23:18
こんばんは。今日のテンプレートは夏らしいですね。でもトップのものは、まだ雪山です~ネ。
ムラサキシキブの実は知ってますが、花は去年ブログ画像で初めてその美しさを知りました。紫でなく桃色の花でオシベが長く、黄色い葯が引き立って綺麗な美人さんですね。かの源氏の生みの親、紫式部さんはこんなイメージ?ではないですよね~。
此処の木ですが、2回クリックで見ましたが、大樹でビックリでした?花をびっしり付けて、匂いが良いのでしょうね?どんな香でしょうか?今度何処かで体験して来ます。
アカメガシワはゴサイバ(五菜葉),サイモリバ(菜盛葉)なんですね。花は栗の花にも似ますね。葉はオオバベニガシワにそっくりですね。庭のものが葉が赤から緑になって大きくなりました。属が違うのですね。


2007年06月19日 07:34
ムラサキシキブがたまたま一緒になりましたが、香貫山のものはビンク色がとても綺麗ですね、公園などでは大きな木の下になってしまい日陰で少し貧弱な感じです。
アカメガシワの花はこちらでも時々見かけます。
2007年06月19日 07:42
一花さん、お早う御座います。
やっと、テンプレートを変えました。何時までも冬景色ではと思い海の景色にしましたがトップまでは気付きませんでした。
ムラサキシキブは遠くでなく近くで見るべき花です。カメラで拡大しなくても目視で十分その華麗さを楽しめます。一塊で咲いている様はなかなか見事です。匂いの説明は難しいですが、何となく高貴さを感じます。名前に影響を受けているかもしれませんが・・・。アカメガシワの葉とオオバベニガシワの葉と並べて比較していませんがオオバベニガシワの方が大きいかな?と思います。
寅太
2007年06月19日 10:07
夏の健やかウォーキングにぴったりのテンプレートですね。
香貫山ではムラサキシキブが咲き始めたようですが、我が家のムラサキシキブはまだ小さな蕾です。
でも我が家のものはご指摘のコムラサキです。
コムラサキは葉茎から少し離れたところから花茎が出て(ムラサキシキブはほとんど同じところ)います。
また葉の先端半分が鋸歯で、全体に鋸歯のあるムラサキシキブとの相違点のようです。
2007年06月19日 12:13
ムラサキシキブの花は初めてです。
花は、ピンクの小さな可愛い花ですが、少し紫色が入っているような感じの華やかな色で咲いていますね。小さな花から長いシベを出していて可愛いですし、蕾も沢山集まっていて綺麗です。
アカメガシワ、春先の真っ赤な葉から綺麗な緑の葉に変わっていますね。
この葉も昔は食器の代わりに使ったのでしょうね。
2007年06月19日 19:19
OSAMIさん、今晩は。
ムラサキシキブでは偶然一緒でしたね。先ほどそちらのブログにコメントしましたが、そちらのはコムラサキかも知れません。寅太さんからもコメント戴いている特徴に似ています。秋の実はコムラサキの方が沢山、綺麗に付くようです。その為にコムラサキの木を探している所です。アカメガシワもそちらでも見ましたか。大きな葉であり、大きな花ですよね。
2007年06月19日 21:44
寅太さん、今晩は。
寅太さんちの紫はコムラサキですか。秋には紫色の綺麗な実が沢山付くと資料で見ています。ムラサキシキブとコムラサキとヤブムラサキの実の比較をしたいので今探している所です。
2007年06月19日 21:48
杏さん、今晩は。
ムラサキシキブは名前も良いですが花もなかなか綺麗です。秋の紫色の実がどれだけ生るかが次の気になる所です。アカメガシワの葉は昔は食器代わりに使ったのですね。
まあき
2015年11月05日 11:39
市販されている紫式部の殆どは小紫ですよ(笑)。

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