香貫山の植物  イヌツゲ (番外編 ナワシロイチゴ)     

 小さな葉の木に、小粒の白い花が一杯付いている。イヌツゲ(犬黄楊)の木だ。
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          (香貫山でも大きい方のイヌツゲの木)
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          (上の木に近づくと)
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          (更に近づくと、白い小粒の花が一杯付いている)

 イヌツゲの葉は1~3cm、花は2mmと共に小さい。
 イヌツゲはモチノキ科であるが、ツゲ科のツゲの葉に似ているのでツゲが付いた。しかし、ツゲよりも役に立たないのでイヌが付いたと資料にある。

<イヌツゲの花>
 イヌツゲは雌雄異株で花弁はどちらも4枚で同じだがオシベやメシベの形が異なる。又、葉腋に花が付くがその付き方が異なる。雄花は葉腋から長さ5~15mmほどの花柄を形成し、枝分かれして2~6個の花を咲かせる。即ち花序となる。
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         (イヌツゲの雄花  4本のオシベ、メシベは見えない)

  一方、雌花は葉腋から1つの花が咲き、花序にならない。
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       (イヌツゲの雌花  4本の退化したオシベと真中にメシベ)

 所で、冒頭の株は雌雄どちらか?上から3枚目の画像を見ると葉腋から花序を出して咲いているのが見えるので、この株は雄株だ。
             
<イヌツゲの葉>
 名前の基になっているツゲは葉が対生に対してイヌツゲは互生なので見分けは簡単だ。
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            (イヌツゲの葉は互生でツゲの対生と異なる)

 イヌツゲにはヨメノサラという呼び名があり、小さな皿に惣菜を盛るという嫁いびりの意味であると、資料にある。この小さな葉の上に乗せられる惣菜の量はたいした事はない。嫁いびりとしても酷すぎる。

<イヌツゲの実>
 果実は秋に黒く熟すと資料にある。しかし、現在でも実らしき物が所々に生っている。
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           (イヌツゲの実かな???)

 この株は葉腋に1個の花が付いているので雌株だから実が付いていることは考えられるが、一番上から2枚目の画像は雄株であるのにもかかわらず実が付いている(画面の中心より若干左寄り)のでこれが実とは考え難い。資料で見る実よりも大きいし、黒くも無いので実ではない。では、一体何であろうか???
 本物の実は秋に観察する事とする。

        ---2007年10月8日のブログより転載開始---
《番外編》 イヌツゲの実
 イヌツゲに付いては6月11日に綴った。その中でイヌツゲの実らしき物が何か?疑問が残っていた。
 この実らしき物はイヌツゲに付く虫こぶ(虫えい)でイヌツゲメタマフシと言う名前が付いている。この虫こぶを作成する虫はイヌツゲタマバエだと言う。
 7月31日の番外編でエゴノキの虫こぶ(虫えい)のエゴノネコアシを綴ったが、植物と動物の虫こぶを作る組合せは結構沢山あるようだ。

 今日の番外編の本題に戻り、イヌツゲの実を以下に載せる。虫こぶではなく本物の実だ。
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                    (色付き始めたイヌツゲの実)

 秋が深まると更に色は黒くなる。継続して観察する事とする。
        ---2007年10月8日のブログより転載終了---

<イヌツゲ(犬黄楊)>
  モチノキ科、モチノキ属
  名前の由来:葉の質感や大きさがツゲに似ているがツゲに比べて役にたたない

<特徴>
  常緑小高木
  花期:6~7月
  雌雄異株
  果期:10~11月

《番外編》 ナワシロイチゴの実
 ナワシロイチゴに付いては5月8日に綴った。(http://dekowalker.at.webry.info/200705/article_8.html
そのナワシロイチゴに赤い実が付き始めた。別の場所ではまだ赤い花を咲かせているので比較の為に横に並べて撮影した。
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         (熟したナワシリイチゴの実  赤い花より大分大きい)

 上の画像の左に、蕾の様なものが有る。ナワシロイチゴの蕾は前回5月8日に綴った様に物騒な棘付きのコートを着ているので蕾では無い。これは花後で生育中の実なのだ。もう少し経つと下の画像の様に萼が開いて完熟前の実の粒粒が見えてくる。
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              (完熟前の実が現れてきた)

 花が咲き終わると受粉されたメシベは再び萼に囲まれて実が育成される。そして実が完熟するにつれて再び萼が開く様だ。
 以上を5月8日のブログに転載しておく事とする。

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は9,999歩、今週の累計歩数は9,999歩/1日。

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この記事へのコメント

2007年06月11日 23:13
こんばんは。またまたイヌ登場ですね。ツゲは形を整え易くて庭木としてあちこちで植えられているのを見ます。でもこのイヌはモチノキ科で、ツゲはツゲ科なんですね。
花が2ミリと随分小さいですね。お蔭様でちゃんと綺麗に写って見れますよ。
葉が小さくて「ヨメノサラ」って嫁いびりしていたのですね~。
そう言えば、ハナイカダは「ヨメノナミダ」でしたよね~。側に一緒に植えてありませんか?ママコノシリヌグイまであったりして??
イヌツゲの実のようなもの、蟷螂の卵ではないですよね?
ナワシロイチゴは綺麗な花でしたよね。実もジューシーで美味しそうですね。蕾は物騒な棘付きのコート着用でしたね。受粉と共に閉じて、完熟と共に萼が開くのですね。
今日のウォーキング歩数は9,999歩で、あと1歩で1万歩でしたね。
信徳
2007年06月12日 00:03
このイヌツゲちゃんはもうじきま~るく刈り込まれるのでしょうか?こんなイヌツゲが幾つもあるのですか?普段良く見るイヌツゲですが、花を見るのは初めての信徳でした。
寅太
2007年06月12日 07:00
ツゲの葉は対生で、イヌツゲは互生ですか。こんどこれを頭にいれてツゲの木を見るようにします。
ツゲの花をじっくり観察したことはありません。ありがとうございました。
2007年06月12日 18:21
一花さん、今日は。
香貫山にはイヌの付く植物が多いですね。盗掘が多くて、役立たずの植物が残ったのかも知れません(笑)。ご推測の通りママコノシリヌグイも有りますよ。場所はそれぞれ離れていますが。イヌツゲの実のようなものは何だか解っていません。何かの虫こぶかな?と推測はしているのですが。ナワシロイチゴの実はこれからドンドン稔ってきます。
2007年06月12日 18:30
信徳さん、今日は。
香貫山のイヌツゲは刈り込まれません。自然放置されています。香貫山では登山道の脇と植栽された木の周りの下草は1,2回/年、刈られます。時々登山道にはみ出している木の枝も切られますがそれ以外は自然放置です。ここに記載したイヌツゲは大きい方で他の木はこれよりも小さいです。
2007年06月12日 18:34
寅太さん、今日は。
香貫山にはツゲは無いようです。私もツゲの櫛等、役に立つツゲの木を探して観察したいと思っています。
2007年06月12日 20:51
街中の住宅の庭木で刈り込みをされているのはイヌツゲが多いように思いますが、公園などではあまり見かけない木のように思います、雄花は白い花が沢山付いていますが香りなどはあるのでしょうかね。
2007年06月13日 01:12
イヌツゲの花、先日のウメモドキの花に似ていますね。とても可愛い小さな花のようですが、大きさは同じ位なのでしょうか。
ナワシロイチゴの花、ピンクの綺麗な花でしたが、真っ赤な実の綺麗ですね。私もナワシロイチゴを線路沿いで見つけたのですが、先日、見て来ましたら、キレイに刈り取られていました。赤く熟したイチゴ、美味しそうですね。
2007年06月13日 18:29
OSAMIさん、今晩は。
資料を見ると「イヌツゲにはいくつか園芸品種があり、庭園や公園・街路などによく植栽されている。その中で最もポピュラーなのが丸く刈り込まれたマメイヌツゲであり、園芸上ではマメツゲとかタマツゲなどと呼ばれている」とあります。香貫山にあるのはマメの付かないイヌツゲです。イヌツゲの白い花には香は無かったと思います。気付きませんでした。
2007年06月13日 18:40
杏さん、今晩は。
イヌツゲの花の方が小さくて、ウメモドキの花の半分ぐらいの大きさだと思います。ナワシロイチゴは花も実も綺麗ですが、花後の茶色に枯れた様な姿が良く無かったです。あの茶色の汚い姿が真っ赤な実に変身したのを見た時は感動しました。花後の実を観察しようと待ち構えているのに、草が刈られてしまうのは、人が通る所の運命ですよね。藪状にならない為には必要作業ですから。

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