香貫山の植物  ナワシロイチゴ (番外編 ハナイカダ)     

 香貫山の登山道を歩いていたら道路脇にピンクの可愛い花が沢山並んでいる。ナワシロイチゴ(苗代苺)だ。
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            (小さいがピンクの可愛いナワシロイチゴ)

 良く見ると、蕾から花後まで各段階の花が有るので以下に順番に並べて見る事とする。
 スタートは蕾。シロっぽい厚手のコートみたいな萼に黒い棘があってあまり可愛くない。完全に萼を閉じたものと少し開きかけたものも見える。
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              (萼を閉じた状態のものと少し開いた状態のもの)

 物騒な棘付きのコートを脱いだ蕾は艶やかなピンクのドレスアップでとても可愛い。物騒なコートに大事に守られて来ただけの価値はある。
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                  (萼を完全に開いた状態)

 ピンク色したものが花弁だが、これが開いた状態の花が無い。花弁の先端が少し隙間を開けた状態が一番開花した状態でこの状態で受粉がされるのだ。
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             (最高に開花した状態)

 花弁が開かなくても受粉が出来るのは、密を求めて来た蟻が手助けする為だろうか?
 受粉を終えて花弁が落ちる段階からの花の姿はあまり美しくない。
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              (花弁が落下し始めた状態)
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              (花弁が完全に落ちた状態)
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              (オシベやメシベが黒く枯れた状態)

 資料を見ると「果実は橙色から暗紅色に熟し、食べられる。熟したものにはアリがよく来ており、人間と競争である。」とある。写真を見るとキイチゴの様で綺麗だ。ここの苺は地面の上に生えているので果実が完全に熟す前に蟻や虫に食べられてしまうのではないかと心配になる。

        ---2007年6月11日のブログより転載開始---
《番外編》 ナワシロイチゴの実
 ナワシロイチゴに付いては5月8日に綴った。そのナワシロイチゴに赤い実が付き始めた。別の場所ではまだ赤い花を咲かせているので比較の為に横に並べて撮影した。
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         (熟したナワシロイチゴの実  赤い花より大分大きい)

 上の画像の左に、蕾の様なものが有る。ナワシロイチゴの蕾は前回5月8日に綴った様に物騒な棘付きのコートを着ているので蕾では無い。これは花後で生育中の実なのだ。もう少し経つと下の画像の様に萼が開いて完熟前の実の粒粒が見えてくる。
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              (完熟前の実が現れてきた)

 花が咲き終わると受粉されたメシベは再び萼に囲まれて実が育成される。そして実が完熟するにつれて再び萼が開く様だ。
 以上を5月8日のブログに転載しておく事とする。
        ---2007年6月11日のブログより転載終了---

 茎には棘があり、写真を撮る為に触ったら痛かった。
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              (葉はイチゴに似て3葉、茎に棘がある)

<ナワシロイチゴ(苗代苺)>
  バラ科、キイチゴ属
  名前の由来:ちょうど苗代を作る頃に果実が熟す

<特徴>
  落葉つる性小木、道端など明るい場所に生える
  5~6月頃濃ピンクの小花を野薔薇状に咲かせる
  花径は1センチ未満
  濃ピンクの部分が開いた花だ、白い花弁に見えるのはガク片だ
  葉は3枚でいちご状
  茎や葉に棘がある
  実は赤く苗代が出来る時期に実り、食べられるがすっぱい

《番外編》 ハナイカダ(花筏)
 香貫山には無いと思っていた山野草のハナイカダが有った。昨日、登山道脇を覗き込んでいるご夫婦がいらっしゃったので、何か珍しい物が有るのか問い合わせたら、ハナイカダが有るよと教えてくれた。示された指先を見るとハナイカダが有った。しかし残念ながら花は終えて実が生っていた。
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              (結実してしまったハナイカダ)

 ハナイカダを見た時は感激の一瞬だった。花が見れなかったのは非常に残念だったが来年までのお預けで、一年後を楽しみにして待つ事としよう。

        ---2007年6月29日のブログより転載開始---
《番外編》 ハナイカダの実
 ハナイカダの実に付いては5月8日の番外編で綴った。その後継続観察してきたが、今日覗き込むと実が黒く熟していた。
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                (黒く熟したハナイカダの実)
 この画像を5月8日のブログの番外編に転載しておくが、ハナイカダの一部の株(枝?)が盗掘されてしまった様だ。前回の画像を見ると太い木の幹の前にハナイカダの枝が広く有るが、最近は今回の画像に写っている部分しか残っていない。この部分よりも上の方を盗掘されてしまった様だ。残念である。
        ---2007年6月29日のブログより転載終了---
  
 今日のウォーキングは香貫山で歩数は12,496歩、今週の累計歩数は27,338歩/2日。

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この記事へのコメント

2007年05月08日 20:32
ナワシロイチゴをしみじみ眺めた事は無かったのように思うのですが、コートを脱いだ蕾は綺麗で可愛いですね、しかしその後はどーもでとばして、後は綺麗なイチゴでお願いしたいですね。
信徳
2007年05月08日 21:23
 物騒な棘で身を隠し、時期が来るとサッと脱いで綺麗なドレスを見せてくれるとても健気な植物ですね。
2007年05月08日 22:56
こんばんは。こんなに順を追って花を見せて戴いて、良く状態がわかりますね。しかも何時も名(迷??)解説付きですから~~。しっかりと記憶に残って覚えられますよ~。花が全開せずに慎ましやかな咲き方で、3枚目の画像は、野にあるまじきさまの貴婦人のようで、美しい姿ですね。(しっかりと棘を隠しているのですよね。)
ナワシロの頃に出来るからそんな名前なんですね。ナワシログミもそろそろでしょうか?これらが揃って、まさにナワシロ組ですよネ。
やはり此処にもハナイカダがありましたね。ご夫婦に感謝ですね。ありふれた植物のようで、ここにもあって見られて良かったですね。実物は期待外れだったでしょうか?山野草店でも小さな苗で出回っていますよ。これは雌花で早々と実が出来ているのですね。これから黒くなりますけど、うちは実は見た事がないような?です~。
寅太
2007年05月09日 13:54
庭のハナイカダはいま緑色の花が咲いています。香貫山と同じ雌木です。
でも花は咲きますが、一花さんと同じで黒い実がなったことはありません。
葉に花が咲く変わった木なので人気もあります。来年の花の前に今年の黒く熟した実もお忘れなく。
2007年05月09日 16:08
ナワシロイチゴの花は綺麗な色ですね。
グリーンの葉の上のに、オシャレなピンクのドレスで可愛いですし珍しい花ですね。普通の花のように開花しないようですね。ナワシロイチゴの実はキイチゴのような果実なのですね。赤く熟した実も見たいですね。
ハナイカダもご覧になられたようですが、葉の上にちゃんと実が付いて、面白いですね。ハナイカダの花は、来年楽しみですね。
デコウォーカ
2007年05月09日 18:35
OSAMIさん、今晩は。
ナワシロイチゴのピンク色の花弁は山の中では艶やか過ぎて、もったいないです。仰る通りピンクの服を脱がないで、そのまま実が出来る時まで着ていれば最高だと思います。
デコウォーカ
2007年05月09日 18:48
信徳さん、今晩は。
OSAMIさんが仰っている様に、サッと脱ぐまではいいのですが、その後がいけない。最後の赤い実は又、綺麗に着替える様ですから、途中が良くないですね。
昨日のフグリの件では私が誤解していた様です。信徳さんが仰っていた「イヌノフグリ(植物)」を私は「犬の陰嚢(動物)」と誤解してしまいました。植物にイヌノフグリと言う品種が無いと思っていたのですが、後で資料を調べたら有りました。スミマセンでした。
デコウォーカ
2007年05月09日 19:12
一花さん、今晩は。
今回も長々と綴ってしまって、読んで下さる方に迷惑解説でご迷惑をお掛けしていないかと何時も心配しております。なるべく、サッと時間を掛けずに読める様に考えてはいますが・・・?
ピンクのドレスは山の中には不釣合いですね、ドレスを脱ぐから良くない。赤い実が出来るまで脱がなければ良いのにと、思わざるを得ません。そうなんです、そろそろナワシログミを報告する頃なんですが、実がいつの間にか全て無くなってしまっています。鳥が食べたか、落下したのかそれすら分かりません(残念、無念です)。ハナイカダは教えて貰って大感謝です。皆様のブログに度々登場して、我が香貫山にも有ればなぁ~、と何時も思っていましたので正直言って嬉しかったです。見てくれは多少?ですが、葉の上で花が咲き、実が出来るのは、これは山野草の貴重な品種です。
デコウォーカ
2007年05月09日 19:27
寅太さん、今晩は。
ハナイカダは雌雄異株なんですね。私が見たのは実が生っているので雌株、また実が生ったのだから受粉も出来た。すると近くに雄株が有るはずですね。来年の開花時期までに黒い実を確認する事と雄株を見つける事が宿題になりました。
デコウォーカ
2007年05月09日 19:34
杏さん、今晩は。
ナワシロイチゴのピンクの花は、ハッとする様な綺麗な花です。これの実は資料で見るとキイチゴの様に綺麗です。実が熟したらまたブログアップする予定です。ハナイカダを見た時は感激でした。寅太さんへのコメントにも書きましたが来年の開花までに黒い実と雄株探しが宿題として残っていますが、来年の花を見るのが楽しみです。
plysima
2007年05月10日 00:49
こんばんは。キイチゴとか、ヘビイチゴ、ラズベリー、ブラックベリーなど、イチゴの仲間の花の色は、白か黄色だけだと思っていたら、こんなかわいいピンクの花をつけるナワシロイチゴという種類もあるんですね! 勉強になりました。
デコウォーカ
2007年05月10日 23:12
plysimaさん、今晩は。気付くのが遅れてしまいました。
全部のイチゴの花の色は知りませんが、資料で見たら白色とピンク色の花のイチゴは食べられるが、黄色の花のイチゴは食べられないとありました。ヘビイチゴやヤブヘビイチゴは黄色の花でしたので、これは食べれない。ナワシロイチゴはピンクの花弁が開いたらもっと綺麗でしょうね。

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