香貫山の植物  ハコベ (番外編 カラー)     

ハコベ3種(コハコベ、ミドリハコベ、ウシハコベ) 

 ハコベの中のコハコベについては既に1月25日に綴った。最近、香貫山にこれ以外にミドリハコベとウシハコベが咲き始めた。コハコベも含めて以下に綴る。
 ハコベと呼ばれるのはコハコベとミドリハコベの事で、ウシハコベはハコベとは別に扱われている。古来から日本に自生し春の七草に用いられたハコベはミドリハコベとされるのが一般的である、と資料にある。
  三者とも良く似ており、区別を付けることはなかなか難しい。ウシハコベは柱頭が5つに分かれており、ハコベ(コハコベとミドリハコベ)は3つに分かれているので、柱頭を見れば両者の区別は簡単である、と資料にある。更にコハコベはオシベが3~5本でミドリハコベはオシベが8~10本と異なる。3つの花を以下に載せるので違いを見てください(3画像とも2回クリックで拡大して見れます)。
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             (コハコベは柱頭が3分割、オシベが3~5本)
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             (ミドリハコベは柱頭が3分割、オシベが8~10本)
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              (ウシハコベは柱頭が5分割、オシベは多い)

 コハコベとミドリハコベのより簡単な見分け方はコハコベは茎の色が褐色だが、ミドリハコベは名前の通り茎は緑色をしている。
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                (コハコベの茎は褐色)
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               (ミドリハコベの茎は緑色)

 ハコベ(コハコベとミドリハコベ)とウシハコベでは花と葉の大きさが異なり、ウシハコベの方が大きい。またウシハコベの葉は波打っている。ミドリハコベを摘んでウシハコベと並べて撮影した下の画像で確認して下さい。
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              (左2ヶの花がウシハコベ、右1ヶの花がミドリハコベ)

 3者の見分け方は以上だが、小さい花なので柱頭が3分割か5分割かは目視ではなかなか厳しい。ましてオシベの数は更に大変だ。慣れると葉が波打っているのがウシハコベで、波打っていないものは茎の色で見分ければ良いが・・・。
 どの花も花びらは5枚であるが切れ込んでいる為、10枚に見える。以下にそれぞれの花の群生の模様を載せる。
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                 (コハコベ)
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               (ミドリハコベ)
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               (ウシハコベ)

 ハコベは春の七草の一つとして食用にされてきたが、それ以外に小鳥が好む花として世界的にも名がある。スズメグサ、ヒヨコグサとも呼ばれ、英名でも 「chick-weeds」 と鳥の餌を意味する言葉が使われいる。確かに柔らかそうな草である。

<コハコベ(子繁縷)>
  ナデシコ科、ハコベ属
<特徴>
  ムギ類の栽培とともに渡来した史前帰化植物の1つ
  秋に芽生え、早春から花開き、夏も開花していることがある
  道端や畑に普通に生えている、柔らかい一年生草本
  葉は1cmほどで、茎は普通紫色を帯びる
  メシベの柱頭が3っに分かれる 
  オシベは3~5

<ミドリハコベ(緑繁縷)>
  ナデシコ科、ハコベ属
<特徴>
  茎の色が緑色している  コハコベの茎は紫がかっている
  ミドリハコベとコハコベをあわせてハコベと呼ばれ春の七草の一つ
  メシベの柱頭が3っに分かれる 
  オシベは8~10
 
<ウシハコベ(牛繁縷 )>
  ナデシコ科、ハコベ属
<特徴>
  多年草
  4~10月咲  湿った日当たりの良い土地に生える
  花は5ミリ位の白い小花
  ハコベに比較し葉が一回り大きい  葉は波打つ
  メシベの柱頭が5っに分かれる
  オシベは多い
  茎もはこべに比較し太くしっかりしている
  草丈50センチ程度で横に拡がる

《番外編》 香貫山の植物 カラー
 香貫山の展望台にある水飲み場にカラーが植えられている。今、真っ盛りに咲いているので以下に載せる。誰かがここに植えたと思われる。
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                    (カラー)

<カラー>
  サトイモ科、ザンテデスキア属
<特徴>
  宿根草
  4月~7月に開花
  水辺を好むエチオピカ種と畑の粘性地を好む他の種類がある
  花色は黄、赤、ピンクとある
  花と見えるものは仏炎苞で中の黄色い芯が花
  草丈70センチまで
  白い花は爽やかさがある

 今日のウォーキングは香貫山。天気が良かったので日頃通らない所にも足を延ばしたので歩数は12,649歩、今週の累計歩数は31、083歩/4日。

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この記事へのコメント

2007年05月03日 21:37
ハコベにもいろいろ有るのですね、勉強になりました。
カラーも綺麗にソいていますね。
2007年05月04日 00:25
こんばんは。以前コハコベをアップされて色々教えて戴きましたが、まだミドリハコベ、ウシハコベとあったのですね。いま庭の中から次々と出て来ています。これはプレーリードッグが好きで、採って食べさせているのですよ。小さい頃に田舎ではセキセインコがたくさん飼ってあって、私が世話してあげていましたが、いつも菜っ葉とこのハコベもあげていました。
さてさて、庭のものは何ハコベでしょうか?
画像は、2回クリックでしっかりと見れて、違いが良く分かりました。
でもデコさんは、その場で「牛」か「緑」かが即座にお分かりなんでしょうか?
これは、前もってお勉強されてから出かけられるのでしょうか?
>慣れると葉が波打っているのがウシハコベで、波打っていないものは茎の色で見分ければ良いですか?
早速明日楽しみにルーペで観察してみます~。
カラーは花がたくさん咲いて、とても立派ですね。
寅太
2007年05月04日 11:01
ハコベは3種類もありなかなか難しい。にわか学者になり、草と本を見比べねばなりません。(最近、外で図鑑を見ることが増えた)
島崎藤村が唄ったのはどのハコベだったのか心配になります。
昨日のユズリハですが、今朝も落ちた葉を清掃しました。現役のような青々とした葉でした。ユズリハは潔よい。
デコウォーカ
2007年05月04日 18:23
OSAMIさん、今晩は。
小さい花ですが香貫山には沢山生えていて可愛いので整理してみました。山に咲いている花を追いかけていると小さな花が多いので、カラーの様に大きな花を撮る時は、何て楽なんだろうと、思わず苦笑いでした。
デコウォーカ
2007年05月04日 18:43
一花さん、今晩は。
ハコベは鳥の好きな餌として実際に与えた経験が有るのですね。見るからに柔らかそうで美味しそうでした。牛と緑が並んでいれば即座に判定できますが、別々に見ると?かな。葉の波打っているのがハッキリしていると判定は楽ですね。メシベやオシベでの判定は虫眼鏡持参で無いとダメですね。始めて見る花だな、と感じたものはまず写真を撮って帰り、調べてから特徴(差異)が分かるような角度で写真を撮り直しています。2回目に写真を撮る時は事前勉強した事になりますね。
デコウォーカ
2007年05月04日 19:00
寅太さん、今晩は。
今回の3種類を調べていたらハコベにはこの他にミヤマハコベ、サワハコベと有るようです。こちらの花はもっと大きいようです。図鑑持参とは凄いですね。にわか学者でなく、本物の学者さんですね。小諸の辺りにはどのハコベが生えているか?観光で長野へ行った時に調べる楽しみとして、残しておきましょう。ユズリハの古い葉は現役のような青々とした葉でしたか?今度私も香貫山で見てみます。
信徳
2007年05月04日 21:28
 千曲川旅情の歌には「みどりなすハコベはもえず」と有りますので多分ミドリハコベではなかったのでしょうか?小諸に7年住んでいましたがそんな事気にしませんでした。今度友人に質問して聞いて見ましょう?
2007年05月04日 23:38
ハコベも色々種類があったのですね。
小さなハコベの花の一つ一つが、綺麗に撮れていますね。Wクリックしましたら、また違った花のようで綺麗でした。
カラーも。咲いているのですね。早いですね。大きな株で沢山の花、カラーも青々とした葉の形も素敵ですが、大きな白い花も綺麗ですね。

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