香貫山の植物  ヤブムラサキ (番外編 ハゼノキ)    

 香貫山の登山道を歩いていて、ふと上を見たら小さなピンクの花らしきものが見えた。枝を引き下して花の写真を撮る。帰宅して調べるとヤブムラサキ(藪紫)だった。
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     (ヤブムラサキの花は4枚のピンクの花弁がクルリと反って可愛い)

 ムラサキシキブが蕾を持ち始めているので、気の早いものが咲き始めたのかと思った。調べるとムラサキシキブと同じクマツヅラ科、ムラサキシキブ属であった。似ている訳だ。
 しかし、ムラサキシキブと異なって葉の裏に隠れるように咲いているので目立たない。
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        (木の下から見上げると葉の裏にピンクの花が見える)

 枝を引き寄せて花を覗きこむ角度で写真を撮る。
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              (枝の横から覗き込むと)

 蕾はビロード状の毛に覆われている。  
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             (蕾はビロード状の毛に包まれている)

 花もまだ下半分はビロード状の毛に覆われている。オシベは4本で花糸が紫、葯は黄色で良く目立つ。メシベはオシベや花弁よりも長く飛び出ている。
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        (オシベとメシベの色や形はムラサキシキブと同じで美しい)

 ヤブムラサキは宮城県以南の暖地に生育し、暖な地方ではムラサキシキブより優勢だとある。香貫山では逆でムラサキシキブが圧倒的に優勢で、今回初めてヤブムラサキに出会った。
 秋の実も紫色で綺麗だとある。秋に観察する事としよう。

        ---2007年11月2日のブログより転載開始---
《番外編》 ヤブムラサキの実
 ヤブムラサキに付いては5月31日に綴った。今、このヤブムラサキにも紫色の可愛い実が稔っているので以下に綴る。
 この木が生えている所は林下の登山道脇の為、一日中陽が射さず暗い。シャッターを点して撮影する。
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                  (葉の下に紫色の実が見える)

 暗くてピンボケになってしまうが、枝を引き下げて実を接写で撮って見る。鮮やかな紫色の美しい実だ。実の下部は軟毛が密生した萼片に包まれている。
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             (花の時も下半分はビロード状の毛に覆われていた)

 実は球形で3~4mm。紫色に熟すが、当分の間は萼に半分ほど包まれているので、美しさが半減している。秋も深くなって落葉する頃になると萼も枯れて小さくなり、実の全体が現れて一層美しさが増してくる。実が密集して付くので5角形や6角形の配列となり、ちょっとしたブローチやイヤリングにしたくなるようなものもあると、資料にある。
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             (ビロード状の毛の中からどんなブローチが出て来るか?)
 これからも継続して観察する事としよう。
        ---2007年11月2日のブログより転載終了---

        ---2007年12月20日のブログより転載開始---
<ヤブムラサキの実>
 ヤブムラサキの実に付いては既に11月2日に綴ってその記事を5月31日のヤブムラサキのブログに転載した。
 その中で「当分の間は萼に半分ほど包まれているので、美しさが半減している。秋も深くなって落葉する頃になると萼も枯れて小さくなり、実の全体が現れて一層美しさが増してくる」と綴った。そろそろ葉が枯れてきたので覗き込んだら、大分毛状の萼が減ってきていた。枝を引き下げて撮影しようとしたら枝が折れてしまった。
 明るい日差しの中で青空バックに撮影した。薄暗い所よりも実の紫色が綺麗に写ったので枝を折ってしまった事を許して貰う事とした。
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                  (ヤブムラサキの実  12月8日撮影)

 5月31日のブログより実が萼に半分ほど包まれている画像を以下に転載しておく。
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          (萼に半分ほど包まれたヤブムラサキの実 5月31日より転載)

 又、ヤブムラサキは「実が密集して付くので5角形や6角形の配列となり、ちょっとしたブローチやイヤリングにしたくなるようなものもある」と、綴ったがブローチやイヤリングにしたくなる様な実は残念ながら見つからなかった。
        ---2007年12月20日のブログより転載終了---

<ヤブムラサキ(藪紫)>
  クマツヅラ科、ムラサキシキブ属
  名前の由来:葉の裏に隠れて花も実も目立たず、ムラサキシキブに比べて劣るから

<特徴>
  宮城県以南の暖地に生育する落葉低木
  温暖な地方ではムラサキシキブより優勢
  全体に星状毛が多く、触るとビロード状の手触りがある
  初夏に星状毛に覆われた目立たない花を咲かせる
  秋には萼の中から紫色の美しい果実が出てくる
  葉の裏に隠れて花も実も目立ちにくい

《番外編》 ハゼノキの開花
 秋の香貫山を綺麗に紅葉させるハゼノキが今年も開花し始めた。ハゼノキに付いては今年の1月19日に綴った。この時の花の画像が今一、不鮮明であったので今回撮影し直した。ハゼノキは雌雄異株であるのでそれぞれの画像を以下に載せる。
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        (ハゼノキの雄花  2回クリックで拡大して見れます)

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        (ハゼノキの雌花  2回クリックで拡大して見れます)

 以上の画像を1月19日のブログに転載しておく事とする。

 今日のウォーキングは香貫山で歩数は7、520歩、今週の累計歩数は37,915歩/4日。

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この記事へのコメント

信徳
2007年05月31日 19:59
「香貫山で初めて見た植物も家に帰って調べて直ぐにわかる」デコウォーカーさんの前向きな姿勢が直ぐに解決に繋がっているのでしょうね。頭が下がります。調べてよくわかる図鑑を教えて頂けませんか?
2007年06月01日 00:30
こんばんは。ヤブムラサキって、ムラサキシキブより綺麗な感じの花かと思って本を見ると似ていますね。
ムラサキシキブの実は良く見ますが、花まで見た事がなかったようです。マクロで見ると、実より良いですね。花は星状毛があるとありますが、ビロード状の毛に包まれているのですね。
葉の裏に隠れて花も実も目立たず、ムラサキシキブに比べて劣るからヤブなんですね。柳亭種彦作で「偽紫田舎源氏」と作品がありましたが、植物でも紫式部のヤブが居るのですね。
ハゼノキの雌雄の花もアップで見ると緑の花が綺麗なんですね。大きいと見過ごさないのですけど、これもカメラズームのお蔭ですよね。
樹木の花は今迄見過ごして来ましたが、良く見ると結構美しいのですね。
クロガネモチも今日撮って見ましたが、綺麗でしたよ。
そうそう、何時も何の本で帰宅後にお調べなさるのでしょうか?
寅太
2007年06月01日 11:29
きのうはシュリケンカズラに賛同いただきありがとうございます。
きょうは、うぶ毛が生えていて綺麗で、しかも隠れるようにしていることから、オトメムラサキではいかがでしょう。
でも最近の乙女は随分違うようですから、隠れて目立ちにくいことから、テイシュムラサキが近いかもしれません。
ハゼノキの雄花と雌花は確かに違いますね。
2007年06月01日 12:04
ヤブムラサキ初めてですが面白い形の花ですね、毛に覆われている所も花色もとても可愛い感じです、秋の実が楽しみですね。
2007年06月01日 16:46
信徳さん、今日は。
初めての植物の名前はすぐ分る場合、暫くして分る場合、更には未だに分らないでいる場合もあります。分らない植物はブログアップしない場合と不明のコメント付きでアップする場合があります。
名前が不明な植物の調査は本では「花色でひける野草・雑草観察図鑑 髙橋良孝監修 成美堂出版」、ネットでは「私 の 花 図 鑑(http://www.mitomori.co.jp/hanazukan/ai.html)」の「種類で探す」から入って行きます。ネットではその他に、「植物園へようこそ!( http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/BotanicalGarden-F.html)」の「 条件指定で検索」で探す時もあります。なかなか見つからず大変です。近い関係にありそうな植物名を調べると、関連品種が載せられている場合に、それから判明する事もあります。参考になれば良いのですが・・・。

2007年06月01日 16:59
一花さん、今日は。
ムラサキシキブの花は小さいですが沢山付くので綺麗ですよ。ムラサキシキブの実はまだ見た事が無いのです。昨年は丁度イギリスに行っている間に実が生ったはずです。資料を見るとムラサキシキブもヤブムラサキも実は紫色で綺麗ですね。今年はシッカリと見ようと思っています。樹木の花は小さいものが多くて大変です。デジカメのマクロ機能が有るので撮影できますが、無かったらどうなるか?クロガネモチの花を撮影しましたか?私も撮影して明日あたりアップしようかな、と考えていました。植物の調査に付いては信徳さんへのコメントに書いておきました。
2007年06月01日 17:08
寅太さん、今日は。
ヤブはあまりにも可哀想ですよね。オトメムラサキも良いですね。私の案は、産毛に包まれたムラサキシキブの子供の頃と言う意味で、ヒメムラサキシキブはどうですかね?あまりにも平凡かな(笑)?
2007年06月01日 17:14
OSAMIさん、今日は。
赤紫の花弁と白の毛が綺麗ですよね。花後の変化を観察して行こうと思っています。実はムラサキシキブと同様に紫色をしているようです。上手く実が付いてブログアップ出来れば良いのですが。
2007年06月01日 20:43
ヤブムラサキの花、綺麗な花ですね。蕾は白い産毛が綺麗ですね。
登山道を歩いていて、このように綺麗な花を見つけられたら嬉しいですね。私などは、声をあげてしまいそうです。ヤブムラサキの名前はムラサキシキブに比べると劣るからと言うことですが、綺麗な花ですね。
2007年06月01日 23:11
杏さん、今晩は。
ヤブムラサキの花を見つけた時は声こそ出さなかったと思いますが、内心で「ヤッタ」と、叫んでいました。初めての花を見つけた時は嬉しいですね。今日ブログアップしたヤブジラミはヤブを付けられても誰も文句は言わないと思いますが、ヤブムラサキにヤブを付けるのは可哀想ですね。寅太さんとの名前談義ではないですが、別の名前を付けてやりたいですね(笑)。

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