香貫山の植物  ヤブニンジン     

 3月12日に綴ったキツネノカミソリの葉が生えていた所を通ったら様相が一変している。線香花火の消えかかった終わりぎわの様な咲き方をした白い花が咲いている。ヤブニンジン(藪人参)の花だ。
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             (線香花火の様なヤブニンジンの花)

 一つの線香花火似の塊は外側の花と内側の花とで構成されている。そしてこの線香花火似の塊が一株には10ケ程、付いている。
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         (10ケ程の線香花火が一斉に点いている様だ)

 既に、外側の花が実になった株もある。外側も内側も7個の花で構成されている様だ。実の先にV字型のメシベの名残(?)みたいな物が見える。
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                 (細長い実)

 外側が実になっている線香花火の内側の7個の花を出来る限り拡大して撮影した。上で見たV字型のメシベ(?)の他に4個のオシベ(?)が見える。
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           (外側の実と内側の線香花火の様な花)

 花も実も細長いが茎も又、細長い。葉は人参に似てそこそこ大きいが、付く枚数が少なく草全体は華奢に見える。
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                (華奢に見えるヤブニンジン)

 しかし、群生している様は見事だ。藪に生えて葉が人参に似ているのでヤブニンジンの名前が付いたと資料に有るが、その通りのイメージだ。
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               (群生しているヤブニンジン)

 上の写真をよく見ると、ヤツデの葉に似ているウラシマソウや細長いキツネノカミソリの葉も見える。少し前にはウラシマソウの群生が見られたかも知れない?今はヤブニンジンの群生が見られ、夏になるとキツネノカミソリの群生が見られる。このすぐ横は雨が降ると沢になり、上が木で覆われているので暗くて陰湿な雰囲気の為ウォーカーもあまり通らない。こんな所でも季節毎に主役が入れ替わって自然を賑やかしているのだろう。

             ---2007年5月1日のブログより転送開始ーーー
《番外編》 ヤブニンジンの記述訂正
 4月15日にヤブニンジンに付いて綴ったが間違いがあったので以下に訂正する。

 ヤブニンジンの花は線香花火に似ている。その一つの線香花火似の塊は外側の花と内側の花とで構成されていて、どちらも同じ性質の花として前回は記述していた。
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   (線香花火の様なヤブニンジンの花  2回クリックで拡大して見れます)

 しかし、調べると内側の花は雄花で外側の花は両性花であった。
 上の画像で外側の花はV字型のメシベと4本のオシベで構成されている。内側の花は十分開いていないので下の画像を見るとV字型のメシベは無く4本のオシベだけから構成されている。従って、実が出来るのは外側の花のみで内側の花は結実しない。
 以上の事を前回の画像で確認する為に、4枚目を次に転載する。外側の花はV字型のメシベの跡を残して実になっているし、内側の花はV字型のメシベが無く4本のオシベだけだ。
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           (外側の実と内側の線香花火の様な花)

 最後に、このヤブニンジンの実もV字のメシベ跡が棘になって、オヤブジラミと同様にくっつき虫になる事を追記しておく。
             ---2007年5月1日のブログより転送終了ーーー

<ヤブニンジン(藪人参)>
 セリ科、ヤブニンジン属
 名前の由来:藪に生えて葉が人参に似て細かく割れている

<特徴>
  多年草
  4~5月に白く細長い花を垂れ下がり咲かせる
  線香花火の消えかかった終わりぎわの様な咲き方だ
  山地の樹下に生える  
  草丈60cm以下

 今日は、甲府盆地に行ってきた。桃の花が咲いている様子を見たかったのだが、残念ながら少し遅かった様だ。これに付いては後日綴る事とする。今日の歩数は17,846歩、今週の累計歩数は76,775歩/7日。

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この記事へのコメント

2007年04月15日 22:42
ヤブニンジンは面白い花ですね、最初の画像はまさに線香花火そっくりで何だか楽しくなる花です。
2007年04月16日 08:53
ヤブニンジン、初めてですが、白い小さな花が放射線状に咲いていますね。本当に線香花火のようで綺麗です。ヤブニンジンの群生地には、ウラシマソウや、キツネノカミソリの葉もあるようですね。季節ごとに主役の植物が入れ替わって自然は凄いですね。ヤブニンジンの名前の付け方も感心してしまいました。
寅太
2007年04月16日 11:03
ヤブニンジンをじっくり見たことはありませんが、面白い花ですね。
こんど見たらよく観察します。
街の中の香貫山には何でもあります。
今日は朝から雨です。これでは自宅でしょうね。
デコウォーカ
2007年04月16日 18:59
OSAMIさん、今晩は。
ヤブニンジンと言う名前を付けた頃に線香花火が存在していたら、名前はセンコウハナビソウになっていたのではないかと思います。
デコウォーカ
2007年04月16日 19:18
杏さん、今晩は。
OSAMIさんへのコメントにも書きましたが線香花火草の方が良いと思っています。私もここは滅多に通りませんがこれからもう少し観察する為に通ろうと思います。キツネノカミソリの咲く前には何か他の植物が存在感を示すことが起きるかも知れないので。
デコウォーカ
2007年04月16日 19:26
寅太さん、今晩は。
夏にはこの人参の葉は無くなるようです。そして実には毛が有って動物にくっ付いて種を撒き散らす様です。所謂、ひっつきむしですね。香貫山は沼津市街地に近いですが意外と自然が残されているので、こんな珍しい草も出て来るのですね。こちらも今日は雨で、外には出られませんでした。

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