香貫山の植物 トベラ   

 昨日に続き今日は香貫山に現在、生っている赤い実の一つトベラを綴る。

<トベラの実>
 今日は朝から強い西風が吹いていたが、午後は予定があるので午前中に香貫山へ行って来た。西斜面にあるトベラの実を写真に収め様としたが強風で揺れてしまう。何とか風を防ぎながら赤い実の写真を撮る事が出来た。じつは、赤い部分は実ではなく種子なのだ。種子は透明な粘液質の物質に包まれている。鳥などの体にくっついて散布されるためなのであろう。
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             (トベラの赤い種)

 実は秋に黒褐色に熟し、やがて3つに裂開し上の写真の様になる。 次の写真は3裂開し始めた状態の実である。上の写真と同じ木の中の別の箇所に生っていた実だ。
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             (トベラの実が3裂開し始めた状態)

 褐色になる以前の実に付いては7月28日のブログで綴った。緑色の球が、枝先に輪生状の葉に囲まれている。(葉は実際は互生であるが、枝の先端に集まるので輪生のように見えると、資料にある。)

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             (トベラの緑色の実   2006.7.28ブログより)

<トベラの花>
  資料ではトベラの花は4月から6月にかけて咲くと有るが香貫山では5月に咲いた。枝の先端に集まって咲き、開きはじめはほぼ白色、やがて薄い黄色を帯びる。5月23日のブログから抜粋する。
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   (トベラの花は白色から薄黄色を帯びる  2006.5.23ブログより)

 トベラは雌雄異株で上の写真はメシベが大きくてオシベが短いので雌花だ。この写真を撮った時はトベラが雌雄異株である事を知らなかった為、雄花を撮り損なったのだ。来年の5月に雄花を撮影してここに追加する事とする。雄花はオシベが長いと資料にある。

           ---2007年5月9日のブログより転載開始---

《番外編》 トベラ
 トベラの赤い実や花に付いて、昨年の12月28日に綴った。( http://dekowalker.at.webry.info/200612/article_21.html
その花の記述の中で「トベラは雌雄異株で上の写真はメシベが大きくてオシベが短いので雌花だ。この写真を撮った時はトベラが雌雄異株である事を知らなかった為、雄花を撮り損なったのだ。来年の5月に雄花を撮影してここに追加する事とする。」と、ある。
 ここ数日でトベラの花が急に咲き始めた。改めて花を見ると2種類ある。雄花だけでなく雌花も改めて撮影したので以下に載せる。又、12月28日のブログにも追記しておく。
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           (雄花はオシベが大きくて、メシベが小さい)

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           (雌花はメシベの子房が大きくて、メシベは小さい)

 枝の先端に咲く花の数は雄株の方が多く、雌株の方が少ない違いも有る。今回撮影した雄株の花と合わせて、前回の雌株の画像を以下に載せる。
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            (雄株の花の数は雌株よりも多い)

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      (雌株の花の数は雄株よりも少ない  2006.5.23ブログより)

           ---2007年5月9日のブログより転載終了---

 香陸台の狩野川を望む所に2mくらいのトベラの木が有り、一斉に花が咲いていた。5月の風が吹き上げてきてトベラの芳香が鼻をついて来たことを思い出す。爽やかな匂いだった。
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          (狩野川を望むトベラの花  5月23日のブログより)

 和名の由来は、樹木全体に悪臭があり、とびらに刺して魔よけにしたことからと、資料に有るがトベラの木に近づいても悪臭を経験した事が無い。どんな匂いなのかな?
        ---2007年12月29日のブログより転載開始---
今年もトベラ(トベラ科)の実が割れて綺麗な赤い種子が見えて来た。
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                  (赤い種子が覗いたトベラの実)

 香貫山の展望台近くで、日当たりの良い場所の為か見事に実が生り、ほぼ同時に実が割れて赤い種子が一斉に顔を出している木がある。これほど見事に赤い実を見る事は滅多に無い。トベラに付いては丁度1年前の12月28日に花や実に付いて既に綴っているので、ここではその見事に稔っている模様を綴る事とする。
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            (見事に稔ったトベラの実  上からズームで拡大した)

 実が割れていく順序に画像を並べる。
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              (殻が3分割始め)             (殻が半分開く)

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                 (殻は全開)             (種子が色濃く変化)

 上の2枚の画像を良く見ると蟻が沢山来ている。朱色の種子は仮種皮につつまれてい、その仮種皮は粘液に包まれているのでかなり粘つく。蟻が動くのも大変の様に見える。
        ---2007年12月29日のブログより転載終了---

<トベラ>
  トベラ科、トベラ属
<特徴>
  常緑低木で樹高数mになる
  葉は互生であるが、枝の先端に集まるので輪生のように見える
  基部が次第に細くなる狭卵形で、鋸歯はない
  雌雄異株であり、4月から6月にかけて白色から淡黄色の花を咲かせる
  果実は秋に熟し、3つに割れて中から赤い粘液に包まれた種子がのぞく

 今日の香貫山往復の歩数は 8、324歩、今週の累計歩数は 26、487歩/4日。

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この記事へのコメント

2006年12月28日 22:21
トベラの実が綺麗に撮れていのすね、風の強い時の苦労が良く分かります。私のところの公園でもはじけて赤い種が出ていましたが、其の後バッサリ選定されてきれいになってしまいました。
佑空
2006年12月28日 22:21
こんばんは。今日は強風のなか香貫山登頂ご苦労様でした。今年もあと残すところ3日。明日からお休み、という企業が多いようですが、香貫山の登山数の方は増えるのでしょうか?減るのでしょうか?
今年の元旦はなんとか初日の出が拝めそうなので、間違いなく初日の出目当ての登山客が多いのでしょうね。
トベラの見事な観察記録です。白い花と赤い実は、とても同じ木とは思えない!見事な紅白で縁起が良さそうな木ですね♪
2006年12月29日 00:16
こんばんは。これはOSAMIさん宅で初めて見せて戴いて、こんな実もあるのだと知りました。赤い実が目立ちますが、これは種でまるで花みたいですね。赤い種って他にあるでしょうか?珍しいですよね。ニガゴリの種も赤いですが、でも外の皮だけです。これは何か訳がありそうですが、鳥に運んでもらう為とか。実は28日アップだったのですね。
私は次の日にこちらのブログに初めてお邪魔しましたので、これは初めて見ます。(でもこの頃記憶も薄れつつありますが・・)白い花も勿論初めてで、真っ白が黄色になるのでしょうか?とても綺麗な花ですが、花には爽やかな匂いがあったのですね。木全体に悪臭があるってどんな匂いでしょうね。
田舎ではドクダミの事を「トベラ」といいますよ。関係ないのでしょうね。トビラノキからトベラ(海桐花)で、漢字で書くと素敵ですね。
寅太
2006年12月29日 17:37
香貫山は植物の宝庫ですね。トベラは初めて見ました。
トベラの真っ白い花と真っ赤な実が対照的です。
デコウォーカ
2006年12月29日 21:09
OSAMIさん、今晩は。
香貫山では登山道脇の草はバッサリと刈り取られますが、木までは剪定しません。従ってトベラの実は自然落下するか又は鳥にくっついて行くまでは木に残っています。しかし、黒くなってきて余り綺麗とは言えなくなりますが。
デコウォーカ
2006年12月29日 21:17
祐空さん、今晩は。
通常の週末でも登山客は増えます。今は子供達も冬休みに入ったので子供連れもいて登山客は更に増えています。元旦は初日の出を見る人が大勢登山します。今年の元旦に私も登りましたが頂上に100人ぐらいはいたと思います。
デコウォーカ
2006年12月29日 21:30
一花さん、今晩は。
赤い種が他に有るかどうかは?です。あまり無いと思いますが。
種の表面がネバネバしているので、鳥にくっついて種を広める様です。
白色の花は良い匂いがすると言われていますが、このトベラの花も良い匂いがしました。木全体の匂いは?です。草のドクダミの事をトベラと言うならば、何か関係が有るかも知れませんね。トベラの悪臭は実は、ドクダミに似ているとか???
デコウォーカ
2006年12月29日 21:35
寅太さん、今晩は。
香貫山にはこのトベラの木は多いです。
香貫山に何種類の植物が有るか?調べるのも面白いかな、と考えています。

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