香貫山の植物  カナムグラ、ゴンズイ    

香貫山の草花(その70)

《カナムグラ》
 今日は蔓性のカナムグラ(金葎)につき綴る。
名前の由来は、蔓が細くて硬いのでこの名前が付いた。ムグラとは繁茂して藪を作る蔓草の総称である。茎には一面に棘が生えており、触ると痛い。この棘で他の植物に絡み付いて伸びていく。
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           (カナムグラ  ススキとヤブマオに絡み付いて勢力拡大中)

 このカナムグラもヤマノイモと同じ様に雌雄異株だ。雄花は房状で賑やかに沢山の花を付けている。葉の下にも沢山花が付いているが、葉の上に飛び出している者もいる。己の姿を誰に見せているのだろうか?
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                      (カナムグラの雄花)

 雌花は葉腋から柄を出して密やかに咲いている。探すのが大変だった。
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                       (カナムグラの雌花)

 葉は星型或るいわ、紅葉の様な美しい形をしていて、カナムグラなんて言うむさ苦しい名前のイメージはない。美しい可愛い花を咲かせるのではと、期待していたのだが残念ながら緑色の冴えない、小さな花であった。それでもまだ雄花はそれなりに花らしいが、雌花は全く花とは思えず、葉の若芽の様にしか見えない。雌として、もっと着飾らないと・・・?
 茎にある棘は確かに痛い。ちょっと触っただけで痛さを感じて手を引込めてしまう。そんな強力な棘を持って他人様の家に侵入していく。香貫山の麓近くの竹に絡んでサーカスもどきの空中演技をしている者がいる。大きな竹にはオニドコロが巻き付いてい、小さな竹にカナムグラが巻き付いている。カナムグラが空中ブランコのテクニックで大きな竹に乗り移った様だ。
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                (空中ブランコの技で大きな竹に移ったカナムグラ)

 しかし良く見ると、小さな竹側にはセミの抜け殻が残っている。カナムグラは空中ブランコで大きな竹に移動したのではなく、生れたばかりのセミを大きな竹に移動させる為に空中綱渡りの綱になってやった様だ。セミが高く登れるようにカナムグラとオニドコロが助けてやったのかも知れない。
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                     (綱渡りをしたのは、セミの様だ)

<カナムグラ(金葎)>
  クワ科、カラハナソウ属
  名前の由来:蔓が細くて硬い
<特徴>
  蔓性1年草  
  8~10月に薄緑色の星型の雄花を咲かせる
  花径8mm程度
  雌雄異株
  山地や道端に生える
  葉は手の形に深く5~7裂する
  葉柄や葉や茎にするどいトゲがある
  
 緑一色のブログになってしまったので鮮やかな色味をつける為にその後のゴンズイの実を載せる。

《ゴンズイ》
 夏の強い日に当たって真っ赤になっている。造形はあまり褒められたものではないが、ブログを賑やかしてくれそうだ。
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                        (ゴンズイの木)
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                         (ゴンズイの実)

 今日も香貫山往復のウォーキングだった。歩数は 8,368歩。

 都合により、明日から数日間ブログを休止させて貰います。

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この記事へのコメント

2006年09月04日 22:49
こんばんは。今日は残暑が厳しいでしたね。「ムグラ」って良く聞きますね。このカナムグラはクワ科で、他にもヤエムグラ(アカネ科)がありますが違うものですね。蔓が硬いのでこんな名前が出来たのですね。この暑い時期、山には蔓性の逞しい植物が多いようで、これも空中ブランコしたり、綱渡りしたりのしなやかな曲芸師見たいですよね。そう言えばヤエムグラで百人一首の「八重むぐら しげれる宿のさびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり」(恵慶法師)と言う歌がありますが、ここの八重ムグラはカナムグラのこととか書いてありました。相変わらず雄花が綺麗で雌花は地味なんですね~。それで人間も女性は目立つように化粧するのですね。化粧を取ったら男性の方が美しいですよね。動物も雄が綺麗です。
おまけのゴンズイの赤き実が良く熟れて引き立ちますね。
今日、散歩に出てヤブマオを見つけました。それとヤブランは誰か掘ったようで、無くなっていました。ヒヨドリバナも蕾を見つけていたのにこれも消えていました~。
明日からお休みですか?暫く淋しくなりますが、また再開されましたら、よろしくお願いします~。
2006年09月05日 07:02
カナムグラという名前は知らなかったのですが、このつる草は山などで、ついうっかり触り皮膚が破れて血が出たりと、痛い思いをしたことを思い出します、このようにイメージは良くない植物ですが花はなかなか可憐な感じですね。
ganzy
2006年09月07日 16:30
コンニチハ。
遅ればせながら、今日、カナムグラの様子を見てきました。
行寺池の堤にわんさと茂っていました。
画像を撮ってきましたが、雄花はぜんぜん咲いていませんでした。
雌花も、これで咲いているのやら咲いていないのやら…という状況でした。
デコウォーカ
2006年09月09日 18:03
一花さん、今晩は。やっと、ブログに戻りました。これからも宜しくお願い致します。
カナムグラが百人一首に歌われているとはビックリです。雄花が立派でも後に残るのは雌花だけです。せめてものひと時を神様がくださったのでしょう。
人が多く通る所では野の花は安心して咲いていられないですね。
デコウォーカ
2006年09月09日 18:06
OSAMIさん、今晩は。
OSAMIさんも痛い思い出がありますか。本当にチョッと触っただけで皮膚に傷が付きます。したたかな蔓です。今後も気をつけましょう。
デコウォーカ
2006年09月09日 18:10
ganzyさん、今晩は。
香貫山でも花を咲かせているカナムグラと咲かせていないものも有ります。環境の差だと思います。

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